7月24日に開幕した東京オリンピック・バドミントン競技(武蔵野の森総合スポーツプラザ)初日は、各種目の予選リーグが行なわれた。男子ダブルスの試合に登場した園田啓悟/嘉村健士は、ドイツのラムスフス/ザイデル(ドイツ)と対戦。2-0で勝利を飾り、リーグ初戦を白星で飾った。ここでは2人のコメントを紹介する。
■男子ダブルス・予選リーグ(グループC)
初戦結果:ラムスフス/ザイデル(ドイツ)に2-0で勝利
嘉村 (オリンピックの)初戦で、“緊張するかな”という不安はありましたが、いざコートに立つと楽しい気持ちのほうが強かったです。いま、いい状態で臨めていると思うし、この舞台に立てたことは本当に幸せだなと感じています。
(無観客での試合について)ここまでいろんな方々の協力があって、すばらしい会場にしてもらっている。本当にきれいな体育館でやれるのは幸せなことです。観客がいないので、シャトルの音だったり、相手の声だったり、そういうのがすぐに聞こえてくる。そういう意味では、やりなれない試合になるかなとは思いましたが、(3月の)全英OPもそういう中での試合だったので、(実際にやってみると)特に、やりにくい部分はなかったです。今日はサービスが本当によかった。3球目で自分たちがさわれば主導権を取れると思っていました。自分はサービス打ってからの3球目を得意としているので、それがはまって、連続ポイントが取れて、有利に試合展開を進められたと思います。
園田 初戦の入りは難しいけども、そこは自分らしく声を出して臨めたと思います。気迫というのをずっと継続していきたいです。
(ドイツペア対策は)ドイツペアは、以前の試合ではスピンサービスを使っていたイメージ。今日はそこを警戒しましたし、あとは、すごいパワーがあるのでスマッシュが速いのですが、自分たちの低空戦でしっかり臨めたので、最小失点で勝てたんじゃないかなと思います。
(無観客は)寂しいですけども、自分たちが盛り上がって、気迫あふれるプレーをすれば、相手も大事な場面でひるんでくれると思う。この(無観客という)状況を逆手に取りながら、自分たちが盛り上げて、相手をひるませるつもりで試合に臨んでいきたいです。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/JMPA