4月4日に日本代表選手によるエキシビションマッチ『BIRD JAPANスペシャルマッチ in 大阪 by YONEX』が、大阪府守口市民体育館で開催された。前日に引き続き、日本B代表を中心とした選手らが登場。国内のライバル同士がしのぎを削った。
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前日の試合で奈良岡功大（IMG）との接戦を制した田中湧士（日本大／上写真）は、若手の秦野陸（トナミ運輸）と対戦。第1ゲームを19-21で奪われた田中だったが、第2ゲームを奪い返した後の最終ゲームを12本に抑えて逆転勝利。昨年末の全日本総合4強の実力を発揮した。
前日の秦野戦で白星をつかんだ小野寺裕介（日本ユニシス）も、総合4強の古賀穂（NTT東日本）を相手に、24-22、21-15のストレート勝利。田中と同じく連勝を果たし、年末からの成長をしっかり示した。
女子シングルスは日本A代表の髙橋明日香（ヨネックス／上写真）が、前日の試合で白星を手にしている下田菜都美（広島ガス）をファイナルゲームの末に下して連勝。水井ひらり（NTT東日本）も仁平菜月（トナミ運輸）を下して2日連続で勝利を飾ったほか、川上紗恵奈（北都銀行）は齋藤栞（ACT SAIKYO）を18本、6本のストレートに抑えて白星をつかんでいる。
本来のペアを欠く中で出場している男子ダブルスの小野寺雅之（日本ユニシス／上写真・左）／久保田友之祐（トナミ運輸）。初日は大学生ペアをファイナル勝負で退けたが、2戦目の竹内義憲／松居圭一郎（日立情報通信エンジニアリング）戦も最終ゲームまでもつれる戦いに。第1ゲームを失った小野寺／久保田は、第2ゲーム21-18で奪い返すと、最終ゲームは15本に抑えて勝利。急造ペアながらスペシャルマッチで2連勝を飾った。男子ダブルスもう一つの試合は、山下恭平（NTT東日本）／緑川大輝（早稲田大）が、日本ユニシスの井上拓斗／三橋健也をファイナルゲーム25-23で制している。
女子ダブルスは、日本代表初選出の横山恵里香／矢﨑月子（山陰合同銀行）が、前日に続き白星を獲得。篠谷菜留／尾﨑沙織（NTT東日本）を2-0のストレートで破って連勝を飾った。星千智／松田蒼と中西貴映（上写真・手前）／岩永鈴の日本ユニシス対決は、星／松田を2-0で封じた中西／岩永に軍配が上がっている。
混合ダブルスは、西川裕次郎／尾﨑沙織と山下恭平／篠谷菜留のNTT東日本対決となり、山下／篠谷が19本、18本で勝利。緑川大輝／齋藤夏（早稲田大／ACT SAIKYO）と山田尚輝（日本体育大）／池内萌絵（七十七銀行）の試合は、経験値で上回る緑川／齋藤が2-0で快勝している。
スペシャルマッチ最終日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
小野寺裕介（日本ユニシス）②〔24−22、21−15〕０●古賀穂（NTT東日本）
田中湧士（日本大）②〔19−21、21−14、21−12〕１●秦野陸（トナミ運輸）
【女子シングルス】
仁平菜月（トナミ運輸）②〔21−5、21−10〕０●郡司莉子（再春館製薬所）
水井ひらり（NTT東日本）②〔21−15、21−17〕０●仁平菜月（トナミ運輸）
髙橋明日香（ヨネックス）②〔21−16、17−21、21−17〕１●下田菜都美（広島ガス）
川上紗恵奈（北都銀行）②〔21−18、21−6〕０●齋藤栞（ACT SAIKYO）
【男子ダブルス】
山下恭平（NTT東日本）／緑川大輝（早稲田大）②〔21−19、16−21、25−23〕１●井上拓斗／三橋健也（日本ユニシス）
小野寺雅之（日本ユニシス）／久保田友之祐（トナミ運輸）②〔15−21、21−18、21−15〕１●竹内義憲／松居圭一郎（日立情報通信E）
【女子ダブルス】
横山恵里香／矢﨑月子（山陰合同銀行）②〔21−16、22−20〕０●篠谷菜留／尾﨑沙織（NTT東日本）
中西貴映／岩永鈴（日本ユニシス）②〔21−18、21−18〕０●星千智／松田蒼（日本ユニシス）
【混合ダブルス】
緑川大輝／齋藤夏（早稲田大／ACT SAIKYO）②〔21−13、21−16〕０●山田尚輝（日本体育大）／池内萌絵（七十七銀行）
山下恭平／篠谷菜留（NTT東日本）②〔21−19、21−18〕０●西川裕次郎／尾﨑沙織（NTT東日本）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／川口洋邦