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【高校選抜2021】ダブルスは青森山田の2ペアが4強入り! シングルスは実力者たちが勝ち上がる〈女子個人〉

第49回全国高校選抜大会」は、大会3日目を迎えて各種目で個人戦が始まった。27日は男女ともにダブルスが準々決勝まで、シングルスが2回戦まで行なわれ、ダブルスはベスト4が、シングルスはベスト8が決まった。ここでは、宝来屋郡山総合体育館で行なわれた女子のダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

団体戦では準決勝で涙をのんだ大澤陽奈(右)/石川心菜(青森山田・青森)は、個人戦での日本一奪取をめざす

先に行なわれたダブルスでは、昨日までの団体戦で活躍したメンバーが多く勝ち上がった。そのなかで目立ったのが青森山田の2ペアだ。主将・大澤陽奈と石川心菜のペアは1・2回戦をともにストレートで勝ち上がると、準々決勝でもジュニアナショナルの神山和奏と木山琉聖(四天王寺)のペアを相手に19本、17本で勝利。準決勝へと駒を進め、「チームの代表として日本一を取れるように、しっかり明日につなげたい」(大澤)と意気込んだ。そして、青森山田のもう1組、遠藤心夏/小笠原未結は、準々決勝で古茂田倭子/石橋結子(常総学院)に対してファイナル22−20で勝利を収めて、ベスト4入りを果たした。

青森山田の1年生ペア・遠藤心夏(右)/小笠原未結。明日の準決勝でも勝利を収めて、同校決勝の実現に近づけるか

ベスト4に入った残りの2ペアは、倉敷中央の中原鈴/吉川天乃と新潟青陵の遠藤愛加/目﨑舞桜。中原/吉川は、準々決勝で第1シードの杉山薫/田部真唯とのファイナル勝負に競り勝ち「ベスト4に入れたのはうれしいけど、ここで止まらずに行けるところまでいきたい」と吉川。また、遠藤/目﨑は、昨日の団体戦優勝メンバーである柳井商工の水津愛美/新見桃芭を下して準決勝進出。「優勝をめざしてやってきたので、明日も頑張りたい」(遠藤)と春の頂点をめざす。

中原鈴/吉川天乃(倉敷中央)はともにシングルスがメインのプレーヤーながら、持ち前のカバー力でねばり強く戦いベスト4入り
遠藤愛加(右)/目﨑舞桜(新潟青陵)は「自分たちの攻撃的なプレーができたら優勝もめざせる」(目﨑)と日本一に意欲を燃やす

1〜2回戦が行なわれたシングルスは、ジュニアナショナルメンバーを中心とした有力選手が勝ち上がった。団体戦準V・ふたば未来学園のエース杉山薫は「昨日も連戦が続いて、いつもだったら入る球もミスにつながった」とこの日の2試合を振り返ったが、実力通りのベスト8入り。その他のナショナルメンバーでは、水津愛美(柳井商工)と舛木さくら(作新学院)が準々決勝へと進み、明日の初戦で対戦する。また、この日最後の試合では、久湊菜々(岡崎城西)が中出すみれ(富山国際大付)をファイナル13本で退けて8強進出を決めた。「優勝をめざして頑張りたい。持ち味の強気とスピードを生かしたプレーを出しきれるかだと思います」(久湊)。

そのほかでは、永田萌恵(柳井商工)、梅田莉々子(岡崎城西)、倉島美咲(埼玉栄)、岡本萌奈未(西武台千葉)がベスト8まで勝ち上がっている。

単複で優勝をめざしていた杉山薫(ふたば未来学園)だが、ダブルスはベスト8。最後のシングルスで選抜の頂点を掴めるか
強気なプレーでベスト8入りを果たした久湊菜々(岡崎城西)。最終日も自分のプレーを貫けるかに注目

明日28日(日)は男女ダブルスの準決勝~決勝、男女シングルスの準々決勝~決勝が行なわれる。試合開始は9時の予定。

【28日の対戦カード】

女子ダブルス

▼準決勝

中原鈴/吉川天乃(倉敷中央・岡山) ― 遠藤心夏/小笠原未結(青森山田・青森)

遠藤愛加/目﨑舞桜(新潟青陵・新潟) ― 大澤陽奈/石川心菜(青森山田・青森)

女子シングルス

▼準々決勝

杉山薫(ふたば未来学園・福島) ― 永田萌恵(柳井商工・山口)

梅田莉々子(岡崎城西・愛知) ― 倉島美咲(埼玉栄・埼玉)

水津愛美(柳井商工・山口) ― 舛木さくら(作新学院・栃木)

岡本萌奈未(西武台千葉・千葉) ― 久湊菜々(岡崎城西・愛知)

★高校選抜2021の熱戦の模様は、4月22日発売予定の『バドミントン・マガジン』5月号でも紹介します!

取材・文/吉井信行 写真/菅原 淳

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