3月17日に開催されたBWFワールドツアー・ヨネックス全英OP(バーミンガム/Super1000)初日は、各種目の1回戦が行なわれた。大会前のPCR検査で陽性反応が出た選手もいたため、初日の開始時間を遅らすなどの対応もあったが、大会は無事に開幕。各選手が熱戦を展開している。
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日本勢は昨年10月のデンマークOPに出場した選手を除き、多くの選手が1年ぶりの国際大会となった。男子シングルスに出場した世界王者の桃田賢斗(上写真)は、インド選手と対戦。第1ゲームを13本で制すると、続く第2ゲームは20オールの接戦を抜け出して勝利。2回戦へとコマを進めている。イングランド選手との対戦となった常山幹太も2-0で勝利を飾ったが、西本拳太はデンマークのラスムス・ゲンケに、渡邉航貴はビクター・アクセルセンにそれぞれ敗れて2回戦進出はならなかった。
女子シングルスは奥原希望(上写真)、山口茜がしっかり実力を示して勝利。初戦を突破した。大堀彩もデンマーク選手を2-0で退けて2回戦に進出している。女子ダブルスは、松本麻佑/永原和可那が白星発進。志田千陽/松山奈未と櫻本絢子/髙畑祐紀子の日本人ペア対決は、志田/松山が1時間近い戦いを制して2回戦に進んだ。第1シードの福島由紀/廣田彩花は相手ペアのキケンのため、戦わずして2回戦に進出している。
男子ダブルスはV候補の一角でもある園田啓悟/嘉村健士(上写真右)、遠藤大由/渡辺勇大がきっちり勝ち星つかんで1回戦を突破。古賀輝/齋藤太一と保木卓朗/小林優吾の日本対決は、古賀/齋藤に軍配が上がった。混合ダブルスは優勝候補の渡辺勇大/東野有紗が勝利。保木卓朗/松山奈未はマレーシアのシードペアに屈して1回戦で姿を消している。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(3月17日)
桃田賢斗②〔21−13、22−20〕0●カシャップ・パルパリ(インド)42分
常山幹太②〔21−17、21−14〕0●トビー・ペンティ(イングランド)44分
西本拳太●0〔13−21、14−21〕②ラスムス・ゲンケ(デンマーク)52分
渡邉航貴●1〔21−13、19−21、19−21〕②ビクター・アクセルセン(デンマーク)65分
▼2回戦(3月18日)
桃田賢斗 ― プラノイ・H.S.(インド)
常山幹太 ― ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
【女子シングルス】
▼1回戦(3月17日)
山口茜②〔21−17、21−13〕0●齊雪霏(フランス)32分
大堀彩②〔21−16、21−10〕0●リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)37分
奥原希望②〔21−11、21−7〕0●ユリア・ダワール・ヤコブセン(デンマーク)29分
▼2回戦(3月18日)
山口茜 ― ネスリハン・イギット(トルコ)
奥原希望 ― リンダ・ゼッチリ(ブルガリア)
大堀彩 ― ブサナン・ンバルンパン(タイ)
【男子ダブルス】
▼1回戦(3月17日)
園田啓悟/嘉村健士②〔21−13、21−12〕0●ローリッツェン/ムールホルム(デンマーク)30分
古賀輝/齋藤太一②〔21−15、21−12〕0●保木卓朗/小林優吾39分
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−4、21−9〕0●エアストン/ルス(イングランド)26分
▼2回戦(3月18日)
遠藤大由/渡辺勇大 ― テオEY/オンYS(マレーシア)
園田啓悟/嘉村健士 ― 古賀輝/齋藤太一
【女子ダブルス】
▼1回戦(3月17日)
福島由紀/廣田彩花○〔キケン〕●キケンハートリッチ/エフラー(ドイツ)
志田千陽/松山奈未②〔21−19、16−21、21−17〕1●櫻本絢子/髙畑祐紀子55分
松本麻佑/永原和可那②〔21−6、21−18〕0●ソロー/フィンイプセン(デンマーク)32分
▼2回戦(3月18日)
志田千陽/松山奈未 ― マーラン/ルーテル(エストニア)
福島由紀/廣田彩花 ― ボエ/ポールセン(デンマーク)
松本麻佑/永原和可那 ― レフィール/トラン(フランス)
【混合ダブルス】
▼1回戦(3月17日)
保木卓朗/松山奈未●0〔13−21、13−21〕②タンKM/ライPJ(マレーシア)28分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−10、21−18〕0●ラバー/トラン(フランス)36分
▼1回戦(3月18日)
金子祐樹/松友美佐紀 – ランキレッディ/ポンナッパ(インド)
▼2回戦(3月18日)
渡辺勇大/東野有紗 ― クリスチャン/ボエ(デンマーク)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO