1月23日に開催されたBWFワールドツアー・トヨタタイOP(Super1000)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
準々決勝の結果はこちら
前週のヨネックスタイOPでベスト4に入った3選手が勝ち上がった女子シングルスは、世界ランク1位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾/上写真)と、地元タイのエース、ラチャノック・インタノン(タイ)が対戦。第1ゲームはインタノンが21-12で先制したものの、続く第2ゲームを奪い返したのが戴資穎。すると、最終ゲームは一進一退の攻防となり、最後は16-20から5連続得点などで逆転した戴資穎が23-21で勝利。試合後、「第1ゲームはいくつかミスをしたけとも、第2、第3ゲームは長いラリーを心がけて辛抱強く戦った」と振り返った戴資穎が、2大会連続となる決勝進出を決めている。
女子シングルスのもう一試合は、ヨネックスタイOP優勝のキャロリーナ・マリーン(スペイン)と、韓国の新エース、アン・セヨン(韓国)が激突。第1ゲームを21-19でマリーンが制すると、第2ゲームも中盤から大きくリードを広げたマリーンが21-15で制し、こちらも2大会連続となる決勝進出。女子シングルス決勝は、再び戴資穎とマリーンが激突する。
男子シングルスはデンマーク3選手が準決勝に進出。同国対決となったアンダース・アントンセンとハンス・クリスチャン・S・ヴィテンフスは、ベテランのヴィテンフスが19本、8本で若手のアントンセンを抑えて勝利。上位大会では2016年オーストラリアOP(SS)優勝以来となる決勝の切符を手にした。
もう一方の準決勝、ビクター・アクセルセン(デンマーク)と周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)の試合は、アクセルセンが19本、15本で勝利 。2大会連続Vに王手をかけた。
男子ダブルスは、ヨネックスタイOP優勝の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン/上写真右)が、2019年世界王者のセティアワン/アッサン(インドネシア)を2-1で撃破。2大会連続優勝にあと1勝としている。インドの若手、シェティ/ランキレッディとマレーシアのA・チア/ソーWYの勝負は、18本、18本でマレーシアペアが勝利。チア/ソーは2019年全英OP準優勝以来の決勝進出を決めている。
女子ダブルスは、前週優勝のポリイ/ラハユ(インドネシア)を韓国の李紹希(イ・ソヒ/上写真右)/申昇瓚(シン・ソンチャン)が退けて決勝へ。同じく、韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)がマレーシアの若手ペアを2-0のストレートで下し、決勝は韓国対決が決まった。混合ダブルスは、2週連続優勝をねらうデチャポル/サプシリー(タイ)が、インドのランキレッディ/ポンナッパを2-0で、韓国の徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン)がマレーシアペアを36分で退けて、決勝へとコマを進めている。
準決勝の結果、決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(1月23日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−19、21−15〕0●周天成(台湾)51分
H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)②〔21−19、21−8〕0●アンダース・アントンセン(デンマーク)45分
▼決勝(1月24日)
ビクター・アクセルセン − H・K・S・ヴィテンフス
【女子シングルス】
▼準決勝(1月23日)
戴資穎(台湾)②〔12−21、21−12、23−21〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)59分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−19、21−15〕0●アン・セヨン(韓国)51分
▼決勝(1月24日)
キャロリーナ・マリーン − 戴資穎
【男子ダブルス】
▼準決勝(1月23日)
A・チア/ソーWY②〔21−18、21−18〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)35分
王齊麟/李洋(台湾)②〔14−21、22−20、21−12〕1●セティアワン/アッサン(インドネシア)50分
▼決勝(1月24日)
王齊麟/李洋 – A・チア/ソーWY
【女子ダブルス】
▼準決勝(1月23日)
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−16、21−18〕0●ポリイ/ラハユ(インドネシア)58分
金昭英/孔熙容②〔21−17、21−6〕0●チョウMK/リーMY(マレーシア)39分
▼決勝(1月24日)
李紹希/申昇瓚 – 金昭英/孔熙容
【混合ダブルス】
▼準決勝(1月23日)
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔22−20、18−21、21−12〕1●シェティ/ランキレッディ(インド)59分
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−9、21−16〕0●フーPR/チアYS(マレーシア)36分
▼決勝(1月24日)
デチャポル/サプシリー − 徐承宰/蔡侑玎
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO