【全日本総合2020】「レシーブしながら我慢強く戦っていきたい」（福島）準決勝／選手コメント-8

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福島由紀／廣田彩花
（丸杉Bluvic）

準決勝結果：米元小春／田中志穂（北都銀行）に2-0で勝利

福島　昨日よりは積極的にレシーブができて、2人の形をつくれました。我慢して攻撃の展開にもっていけたのもよかったんですが、2ゲーム終盤のミスは修正していきたいと思います。レシーブの場面で、ドライブでいこうとした時に消極的になってしまっていたので、もっと自分から積極的にいければよかったかなと思います。

相手ペアは一緒に代表でやってきたライバル。ケガをされたときはショックでした。総合で勝っていけば当たるかなと思っていたので、実際に試合ができてうれしかったですし、復帰されてよかったなと思います。

今日の試合は、すごく長いラリーになることを想定していたので、相手はレシーブもうまい、ゲームメークもうまいので、我慢して攻撃にもっていければと思っていました。明日対戦する松本／永原ペアは、前回デンマークOPでこちらが勝っている相手。向かってきて攻撃してくると思うので、レシーブしながら我慢強く戦っていきたいと思います。

廣田　第2ゲームで追いつかれる展開にはなったんですけど、2人で我慢していこうと声を掛け合ってやっていました。勝ちきれたのは大きいと思いますし、反省点を修正して明日につなげられればと思います。

今日の相手は一緒に代表で戦いながらケガをされたペア。組み合わせがわかったときから戦いたいと思っていたので、試合ができてうれしかったです。このコロナ禍では、特に今までと変わった練習はしていませんが、同じ練習でもより一球一球精度を高めていくことを意識していました。明日は前回（の総合）決勝で負けている相手なので、自分たちが向かっていって、リベンジする気持ちで戦っていければと思います。相手は身長もありますし、攻撃型のタイプなので、しぶとくレシーブして、自分たちの攻撃にもっていくプレーができればいいなと思っています。

米元小春／田中志穂（北都銀行）

準決勝結果：福島由紀／廣田彩花に0-2で敗戦

米元　リードしていたら、もっと主導権を握っていろいろできたと思いますが、相手にリードされる展開でした。その中でも、相手がやってくることに対して冷静に対応できていたので、その部分では、チャンスもあったのかなと思います。負けてはしまいましたが、今出せる力は出せたと思うので、そこに悔いはないです。

福島／廣田ペアは、A代表として一緒に遠征をして、何度も試合をしてきました。お互いにやってくることもわかっていて、その中でどれだけ自分たちが我慢して相手を崩していけるかが勝負でした。こういう感覚は久しぶりで、懐かしさもあり、楽しかったです。

この舞台でプレーできることは当たり前じゃないので、対戦してくれた相手、運営に携わってくださった人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。志穂には、私がケガをしてしまってすごく申し訳ない気持ちがあったんですけど……（涙）。これまで精神的に支えてもらって、とても感謝しています。今回の総合は、1年4カ月、2人で積み上げてきたものは間違っていなかったと再確認できる舞台だったなと思います。

今後は、まずはこの復帰戦を戦い抜くことが一番の目標だったので、今できることをやり残さないように、時間を大切にして2人で過ごしていきたいです。

田中　福島／廣田ペアは連続攻撃が強いので、それをいかにしのぐかとか、ラリー戦になってもどれだけ自分たちが我慢できるかが勝負になると思っていました。結果はベスト4ですが、持っている力、2人で考えてやる私たちのプレースタイルは、その場その場でできていたので、今回のプレーに関してはよかったかなと思います。

このペアでは1年4カ月、実戦から離れていたので、どこまでいけるか未知でした。初戦で負けてもおかしくないと思っていたのですが、その中でも、目標はA代表と戦うことだったので、ここまで戻ってこられたことが自分にとってすごくうれしいですし、真剣勝負にもっていけたのでよかったです。

いろんな方に支えてもらって、この場所まで戻ってくることができました。その方々に、少しでも恩返しできるように……2人でまた頑張っていきたいです。