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【全日本総合2020】「去年のリベンジができたのは本当にうれしい」(櫻本)25日/選手コメント-9

12月25日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)4日目は5種目の準々決勝が行なわれた。ここでは、女子ダブルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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櫻本絢子(左)/髙畑祐紀子
(ヨネックス)

準々決勝結果:志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)に2-1で勝利

櫻本 一番意識していた試合だったので、勝てて、去年のリベンジができたというのは本当にうれしかったです。相手は攻撃のスピードが速いペアなので、出だしは自分たちが引いた部分がありました。でも、2ゲーム目から修正できたし、ファイナルゲームは完全に向こうのペースでしたが、去年の思いもあったので、最後まで諦めない気持ちが、この勝ちにつながったかなと思います。

自分たちは攻撃が強みでしたが、試合がない時期にレシーブを強化してきました。崩される球を少なくして、穴を少なくすることを意識してきました。最初は崩されるところが出てしまいましたが、後半は切り替えて、そこが出せていけました。

A代表に入りたい気持ちはもちろん強いですが、今は目の前の試合に集中して楽しむというのが一番。明日の松本/永原ペアにどう戦っていくかが重要になってくると思うので、その準備をしていきたいです。

髙畑 (ファイナルゲームの)20点目を取られた時は、最後まで諦めずに、自分たちのプレーを出し切ろうと。追いついていく過程の時は、ほぼ何も考えていませんでした。いい意味で集中できていたのがよかったと思います。昨年の負けについては、もちろんリベンジしたい気持ちはあったのですが、昨日も(内藤)監督とも話して、そういう気持ちだけで臨んでも楽しめないと思ったので……。今年は今年で、去年とは違うゲームになると思っていたので、思いきり楽しもうと思って入りました。今日もそうでしたが、明日も挑戦者。思いきって、自分たちのプレーがどう通用するか、コートの中でしっかり出しきってやりたいと思います。

志田千陽&松山奈未(右)
(再春館製薬所)

準々決勝結果:櫻本絢子/髙畑祐紀子に1-2で敗戦

志田 全体的にいいペースでしたが、最後の最後に逆転されて……。ツメの甘さが自分たちの弱さなので、考え直さないといけません。個人的には、レシーブでカチャカチャすることもなく、冷静にできた部分は去年より成長していますが……実力不足。ふがいないです(涙)。自分たちは、松山が前でつかまえられない時に、後ろから打つ自分の打ち分けに怖さが足りません。でも、この負けをきっかけにはい上がるのも、自分たちの強さになるので、見返してやるつもりでやります。

松山 ずっとリードしていたし、勝ちゲームのはずだったんですが。2人で「絶対優勝しようね」といって練習してきたのに……。優勝してきたチームの先輩たちは、こういうところできちんと勝ち上がっているのに、自分たちはまだまだ。悔しいです。以前に比べたらディフェンスは強化できてし、全体的には上がっていると思いますが、大事な場面で自分から攻めていこうという勇気がなく、守りに入ってしまいました。

取材・構成/楊順行、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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