12月25日に開催された第74回全日本総合(東京・町田市立総合体育館)4日目は、5種目の準々決勝が行なわれた。ベスト4進出が日本A・B代表の選考にも関わってくるだけに、どの選手にとっても負けられない戦い。ここでは、混合ダブルスのダイジェストを紹介する。
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【混合ダブルス】
混合ダブルスは、第2シードの西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本/上写真・右)が好調だ。ここまでの2試合は、磨き上げてきたコンビネーションが冴えてストレート勝ち。もともと前衛を得意とする尾﨑は、ネット前に素早く入るショートレシーブに加え、男子のスマッシュを奥まで返す力強さも披露。長いラリーもしのいで、長身サウスポーの西川が叩き込む場面につなげていった。
次の相手は今大会の台風の目、金子祐樹/松友美佐紀(日本ユニシス)。同じ混合ダブルスB代表の2ペアをストレートで倒してきた2人。男子がサウスポーという同タイプのペアの対決に注目したい。
4連覇をめざす第1シードの渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)は危なげなく勝利。準決勝では成長著しい混合ダブルスB代表の山下恭平/篠谷菜留(日本体育大/NTT東日本)の挑戦を受ける。
▼準々決勝
渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)②〔21-8、21-6〕0●三橋健也/松田蒼(日本ユニシス)
山下恭平/篠谷菜留(日本体育大/NTT東日本)②〔21-15、14-21、21-17〕1●保木卓朗/松山奈未(トナミ運輸/再春館製薬所)
金子祐樹/松友美佐紀(日本ユニシス)②〔21-18、21-19〕0●浦井唯行/宮浦玲奈(丸杉/ヨネックス)
西川裕次郎/尾﨑沙織(NTT東日本)②〔21-12、21-13〕0●権藤公平/加藤美幸(ジェイテクト/ACT SAIKYO)
▼準決勝(26日)
渡辺勇大/東野有紗 − 山下恭平/篠谷菜留
西川裕次郎/尾﨑沙織 − 金子祐樹/松友美佐紀
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳