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【全日本総合2020】「連続失点はあったけど、もう一回集中して差をつけられた」(山口)24日/選手コメント-3

12月24日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)3日目は5種目の2回戦が行なわれた。ここでは、女子シングルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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山口茜
(再春館製薬所)

2回戦結果:郡司莉子(八代白百合学園高)に2-0で勝利

去年は相手にいいショットを決められて1ゲームを取られ、ファイナルゲームも苦しみましたが、今日の郡司選手はミスが多かったように思います。自分も1、2ゲームとも中盤で集中が切れ、連続失点がありました。でも、もう1回集中することができて、点数的にはすんなりと差をつけることができたと思います。

(郡司とは)11月くらいから一緒にゲーム練習、パターン練習……など練習する機会が増え、相手の球をレシーブできる手応えがあったので、うまく攻めさせることが、ある程度できたと思います。ショートサービスは、空気を変える意味と、相手は上からのショットがいいからです。郡司選手は、今は攻撃的なプレースタイルですが、上にいけばそれほど通じるとは限らないので、得意な攻撃パターンを見つけ、もっと守備力を身につけるといいと思います。上からみたいですけど(笑)。

郡司莉子
(八代白百合学園高)

2回戦結果:山口茜(再春館製薬所)に0-2で敗戦

1ゲーム目からガツガツいこうと思ったのですが、こちらに流れがこなくて、シャトルも飛ぶ環境で調整が難しかったです。でも、2ゲーム目の途中から大きく回すようにしたら点数が入って…それに気がつくのが遅かったと思います。すごく悔しいけれど、今できることはすべてできた。去年はたまたま1ゲームを取れただけで、内容的には、今年のほうがよかったです。少しずつ相手の球に対応できるようになってきたし、ネット前でうまく変化をつけられるようにもなりました。

今はまだ、試合がいつ始まるのかわからないけれど、始まったときに1戦目からしっかり優勝できるように、そして、A代表に上がれるように一日一日を大切に過ごしていきたいです。

下田菜都美
(広島ガス)

2回戦結果:大堀彩(トナミ運輸)に2-0で勝利

今日は自分がよかったというより、相手が崩れたところを、自分は集中を切らさずに押し切りました。私は自分からエースショットを決めにいくタイプだったのですが、打ち続けると体力を消耗することもあり、相手にミスをさせるような点の取り方を考えてきました。

また、これまでは後ろからのフェイントが多かったのですが、ハーフ、ネット前からフェイントを入れるような練習をしてきました。それが今日はうまくいきました。これまで総合ではベスト16が最高。ベスト8に入るには、代表に一つ勝たないといけない。エイトの壁があったので、昨日より今日の方が緊張しました。あとは強い相手しかいないので、一戦一戦、思いきり楽しみます。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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