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【全日本総合2020】「強い相手ばかり。一歩も引かずにやりたい」(仁平)23日/選手コメント-8

12月23日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)2日目は、男子シングルス、女子シングルス、混合ダブルスの3種目が行なわれた。ここでは、女子シングルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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仁平菜月
(トナミ運輸)

1回戦結果:仲井由希乃(再春館製薬所)に2-0で勝利

久しぶりの試合で、最初はどんな気持ちで試合に入っていたのかを思い出せないくらい不安や緊張もあったのですが、しっかり足を動かしていくことを意識して入りました。2ゲーム目の組半は勝ち急いだ部分があり、ミスが増えたのは反省点。もう少し我慢してラリーできたらよかったです。

今年はB代表に復帰して、上の大会に出て世界ランクをどんどん上げていきたいと思っていました。でも、コロナの影響で大会がなくなり、もどかしくて…。“やっと復帰できたのになんでこのタイミングなんだろう”と思ったこともありました。でも、みんな同じような状況で、自分一人が苦しいわけではない。この一年は、強い相手と戦えるように、もっと強くなろうと頑張ってこられたと思います。

総合は全員が勝ちにきている大会。強い相手ばかりなので、一歩も引かずにやりたい。力を出しきって、この一年で自分のプレーがどう変わったのか、どんなふうに相手に対応できるのか、それを見るのが楽しみでもあります。

髙橋沙也加
(日本ユニシス)

1回戦結果:中静朱里(ふたば未来学園高)に2-0で勝利

試合前に十分な練習できない期間が長くて、ケガもあり、コンディションは十分ではありません。ただ、言い訳しても仕方ないので、久しぶりの試合を、まずは楽しんで帰りたいという思いです。今の段階で詳しい状態は言えませんが、動けるようになったのは奇跡。ギリギリまで練習できていないところもあったし、今日の動きも通常の半分もいっていないかなと。総合の1回戦という緊張感ももちろんありますし、試合の感覚が薄れている部分もあります。

ケガのこともあって、悩んだりつらい時期が長かったのですが、姉(髙橋礼華)には相談していたので、今日も気を使って連絡してきてくれました。姉は引退して立場は違うんですけど、なんでも相談できる相手というのは変わっていません。尊敬しているのは変わらないし、関係性は今までよりもよくなっているかもしれません。現役の時には言えないことも多かったので、より心強い存在。今後もアドバイスもらいたいと思っています。

(明日、対戦する佐藤冴香選手は)お互い試合することも多かったですし、日本代表として一緒に練習していた期間も長かったので、お互いに知り尽くしている。その中でもコースやプレーの仕方を変えていかないといけないと思うので、明日に向けて、気持ちの整理をしながら、対策を練って、頑張りたいです。

中静朱里
(ふたば未来学園高)

1回戦結果:髙橋沙也加(日本ユニシス)に0-2で敗戦

相手はA代表の選手。球が速くてエグくて……1ゲーム目は慣れるのに必死でした。ようやく2ゲーム目に入って取れるようになってきましたが、連続で守る場面が出てきて、ただつなげるだけ、頑張るだけになってしまったのがよくなかったです。

今大会は高校最後の試合。とにかく自分のプレーを出しきることを意識しましたが、出させてもらえなかった感じがありました。でも、A代表の選手と戦えたことは今後につながる。レベルの差がわかって、もっと上をめざして頑張りたい気持ちが強くなりました。

水井ひらり
(NTT東日本)

1回戦結果:佐川智香(筑波大)に2-0で勝利

1年ぶりの試合で緊張しましたが、気負い過ぎず、この一年練習してきたことを出したいと思って一本に集中できたと思います。去年の総合は1回戦負け。その悔しい気持ちを1年間持って練習してきたので、まずは初戦を勝てて少しホッとしています。

以前は何本かミスをすると焦ってしまい、修正ができなくなって負けることが多かったんですが、今は以前よりミスをせず、我慢してつないで自分の展開に持っていけるようになってきました。今大会の目標は優勝ですが、一戦一戦、一本一本を大切にしたい。自分がどれだけ我慢してつないでいけるかが大事だと思うので、練習してきたことを次も出したいです。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

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