【全日本総合2020】「また志穂と一緒にコートに立ててうれしかった」(米元)22日/選手コメント-4

12月22日に開催された第74回全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)初日は、男子ダブルス、女子ダブルスの2種目が実施された。ここでは、女子ダブルスを戦った選手たちの試合後のコメントを紹介する。

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【選手コメント】 

福島由紀(右)&廣田彩花
(丸杉Bluvic)

1回戦結果:尾﨑沙織/森沙耶(NTT東日本)に2-0で勝利

福島 初戦だったので、しっかり体を動かして自分たちのプレーをやることを意識していました。体育館の感覚自体は、まだあまりつかめていませんが、今日はそこまで緊張がなく、2人で話し合いながらやれたのでよかったです。デンマークOP以降は、そこで見えた課題に取り組んできました。今大会の目標は優勝ではありますが、いつも言っているように一戦一戦を大事にして、課題を持って取り組んでいきたいです。

廣田 初戦なので入り方を意識したり、コートの感覚やシャトルの飛び具合などを確認しながらやっていました。結構シャトルが飛ばないので、長いラリーになることも多かったかなと思います。今年の総合は、コロナの影響で大会が少ない中、自分たちの今のレベルを確認する場所でもあると思います。目標は優勝でもあるので、一戦一戦やっていきたいです。

米元小春(手前)&田中志穂
(北都銀行)

1回戦結果:朝倉みなみ/永井瀬雰(NTT東日本)に2-0で勝利

米元 (久々の復帰戦について)私は1年4カ月ぶりの公式戦。昨年の世界選手権でアキレス腱を切って途中棄権したという意味では、やっと……止まった時間を戻せたのかなという、喜びの気持ちでした。また志穂と一緒にコートに立ててうれしかったです。

緊張はあまりしていませんでした。コートに立つと、久しぶりの高揚感というか……ワクワクした気持ちがあって。その気持ちがあったから、うまく集中力を高められたのかなと。入りとしては悪くなかったと思います。

今回は1試合1試合、最後のつもりでじゃないですけど、しっかり準備して、1秒でも長くコートに立てるようにと思ってやっています。自分たちの集大成として、1年4カ月分の思いであったり、取り組んできた部分を表現する舞台にできたらいいなと思います。

田中 2人で公式の大会で試合をするのが目標だったので、今日こうして試合ができたことがすごくうれしいです。緊張感のある中でやる試合は久しぶりなので、絶対に簡単にはいかないと思っていました。今までの結果はないものとして、2人で新たな気持ちで入ったことが勝ちにつながったのかなと思います。

今大会は2人で戦う中で、勝負所を楽しめたら。2人でコートに立てる時間を1秒でも長くできればと思います。

上杉夏美/鈴木成美
(明治大)

1回戦結果:加藤佑奈/大澤陽奈(青森山田高)に2-0で勝利

上杉 今年でバドミントンを終えるつもりなので、(総合が)私にとって最後の大会。久々の試合でしたし、あまり練習はできなかったけど、楽しく終わりたいと思っていました。そういう意味では、1試合目が高校生ペアだったので、絶対に勝ちたいと思っていましたし、試合は楽しくできたのでよかったです。2回戦は福島/廣田ペアなので、最後は、自分たちの力を出し切れたらいいなと思います。

鈴木 1年ぶりの公式戦はすごく楽しみでしたし、上杉とのペアも最後なので、「2人のダブルスを楽しんでやろう」というのが実現できて満足しています。次の試合は、1分、1秒でも2人で長くコートにいられるように頑張りたいです。

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2020/12/22

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