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【全日本総合2020】連覇をめざす遠藤&渡辺が快勝!ソノカム、ホキコバも初戦突破!

バドミントン日本一を決める第74回全日本総合選手権が、12月22日(火)に開幕した。今年は東京の町田市立総合体育館を舞台に、12月27日(日)の決勝まで熱戦が展開される。大会初日の22日は男女ダブルス1回戦を実施。ここでは、男子ダブルスのダイジェストをお伝えする。

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【男子ダブルス】

先陣を切ってスタートした男子ダブルス。16試合中、ファイナルゲームにもつれ込んだのは2試合のみ。実力あるペアがきっちり勝利を収め、2回戦進出を決めている。

朝一番の第1コートに入ったのは昨年優勝の第1シード、遠藤大由(上写真・左)/渡辺勇大(日本ユニシス)。藤巻嵩寛/早川竣(稲荷山養護学校教職員/長野養護学校教職員)を鉄壁のレシーブで振り回し、21-8、21-15と勝利を収めた。

しかし、試合後に出てきたコメントは、「緊張しました。楽しいというのはなく、緊張がまさった感じ。勝てたことがよかった」(渡辺)、「緊張がすごかったというイメージしかないです」(遠藤)。久々の実戦、そして、全日本総合という重みを感じさせる言葉が並んだ。

同じA代表の園田啓悟/嘉村健士(上写真・右)、保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)、古賀輝/齋藤太一(NTT東日本)の3ペアも、順当に勝利をつかみ2回戦に進出。B代表の岡村洋輝/小野寺雅之(日本ユニシス/早稲田大)、金子真大/久保田友之祐(トナミ運輸)、高野将斗/玉手勝輝(日立情報通信エンジニアリング)も2-0のストレート勝利で2回戦へと進んでいる。

ペアを組み替えて注目を集めた、日本ユニシスの井上拓斗/三橋健也、金子祐樹/川本拓真も勝利。金子/川本は珍しいサウスポーペアとして登場。コンビネーションよく動く町田脩太/永渕雄大(瓊浦高)の挑戦を退けた。

町田/永渕だけでなく、高校生ペアが向かっていくプレーが目を引いた。

山下啓輔/武井凜生(ふたば未来学園高)は、華麗なラケットさばきを見せ、社会人の小林晃/宮嶋航太郎(ジェイテクト)から第1ゲームを先取。目崎駿太郎/西田陽耶(埼玉栄高)は、世界の「ソノカム」園田/嘉村を相手に、代名詞である低空戦を挑んでみせた。いずれも試合には敗れたが、全日本総合という大舞台で自分の力を試したい。そんな思いが伝わってくるプレー。暗い話題が多かった2020年の最後に、さわやかな風を送り込んでくれた。

取材/バドミントン・マガジン

写真/菅原淳

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