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【ト杯ユ杯2020】前回ユーバー杯準優勝のタイが出場を辞退

9月7日、BWF(世界バドミントン連盟)は10月3日から11日に開催される世界国・地域別対抗戦トマス杯・ユーバー杯(デンマーク・オーフス)に参戦予定だったタイが、出場を辞退したことを発表した。

BWFは、同国のト杯ユ杯出場の取り止めについて「新型コロナウイルスに関連する特別な状況や、主軸選手のケガなどがあった」と説明。タイは男女ともにト杯ユ杯の出場権を手にしており、男子は日本、韓国、カナダと同じDグループに。女子はCグループのシード国としてデンマーク、スコットランド、カナダと対戦する予定だった。

近年、ジュニア育成が成功しているタイは、国際大会のワールドツアーで各種目の選手・ペアが上位進出を果たすなど、着々と実力を伸ばしている。2017年に開催されたユーバー杯では、元世界女王のラチャノック・インタノンらを中心に準優勝の好成績を残しており、今大会でも上位候補として注目が集まっていた。男子も、昨年の世界選手権男子シングルスベスト4のカンタフォン・ワンチョレンら単複で実力者を揃え、女子同様にメダル獲得の可能性が十分にある中での欠場となった。

タイ女子のエースであるラチャノック・インタノン(タイ)

なお、タイの他に台湾男女、オーストラリア男女の欠場が決まっており、予選リーグの組み合わせなどについては今後BWFから発表される予定。

文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO

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