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【交流試合】ふたば未来、埼玉栄が準決勝へ!開催地・青森の浪岡、青森山田も勝ち上がる<男子ダイジェスト>

インターハイの代替イベントとして企画されたSTART FROM TOHOKU 2020 全国高校交流試合(青森県・マエダアリーナ)。団体戦のみで実施されるこの交流試合は、8月16日、男子の予選リーグと決勝トーナメントが行なわれ、ベスト4が出そろった。

8月16日(男子初日)/試合結果は こちら

8月13日/フォトギャラリー    / 

【ダイジェスト】

女子同様、全国の強豪校ら18チームが参加した男子団体。3チームずつがAからFの6つのリーグに分かれて予選リーグを実施し、各リーグの1位が決勝トーナメントに進出する方式で試合が行なわれた。

熱戦の末に各リーグを1位通過したのは、浪岡(青森)、埼玉栄(埼玉)、札幌龍谷学園(北海道)、青森山田(青森)、九州国際大付(福岡)、ふたば未来学園(福島)の6チーム。このうちAリーグの浪岡と、Fリーグのふたば未来は決勝トーナメントでシード扱いとなるため、自動的にベスト4進出が決まった。

開催地・青森での優勝をめざす浪岡の渡邊拓斗主将は、「ここで優勝するために心も体も準備してきた。チームで勝つという気持ちで臨みたい」と意欲十分。ふたば未来学園の稲光翔太郎主将は「こういった機会を作っていただけたことに感謝して、これまでやってきたすべてを出しきりたい」と語り、頂点に向けて闘志を燃やしている。

ベスト4進出をかけて行なわれた試合では、埼玉栄と札幌龍谷学園、青森山田と九州国際大付が対戦した。先に勝負を決めたのは埼玉栄だ。同時に始まったダブルス2試合はともにファイナル勝負にもつれる接戦となったが、第1ダブルスの西田陽耶/目﨑駿太郞、第2ダブルスの本田光/山﨑諒羽が勝負どころで地力を発揮して勝利。これで2-0とすると、第1シングルスの柴田拓実が國松慎之助とのキャプテン対決を16本、13本で制して準決勝進出を決めた。「これが3年生と戦う最後の試合。優勝をめざしてやってきたので、明日もチーム一丸となって相手に向かっていく気持ちで戦います」(柴田)。

埼玉栄のエース・西田(右)/目﨑。ファイナルゲームは21-11と突き放して勝利
昨年のインターハイで8強入りを果たした札幌龍谷学園。埼玉栄戦で第1ダブルスに立った木野(左)/細岡は気迫あふれるプレーで第2ゲームを奪い返すなど、勝利への強い気持ちを見せた

青森山田と九州国際大付の対決は、青森山田に軍配が上がった。大接戦となったダブルス2試合を1-1で分け合い迎えたシングルスでは、青森山田の2年生・大森誼が九国の3年生・明神光太郎 を2-1で撃破。勝利まであと1勝とすると、第1ダブルスでも白星をつかんだエースの鈴木海里が濵原和騎を14本、9本と圧倒。「足を使ったプレー、持久力が自分の持ち味」という鈴木がこの日6試合とは思えぬパフォーマンスを見せてチームのベスト4入りを決めた。「練習してきたことを出せてうれしいです。明日の準決勝で戦うふたば未来は、東北選抜大会で負けている相手。一つひとつ集中して、自分たちがどれだけ成長できたか試したい」(鈴木)。

予選リーグからの単複計6試合で勝利し、チームを準決勝に導く活躍を見せた鈴木
第2ダブルスで勝利をあげた九国の2年生ペア・平野(奥)/水口

14日は男子団体戦の準決勝から決勝戦までと、2・3位リーグ、各順位決定戦などが行なわれる。

 

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳、黒崎雅久

 

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