日本中学生バドミントンフェスティバル〜Remember2020(福島県ふたば未来学園中・高校)は6日、各種目の個人戦がスタート。男女単複ともに準々決勝まで行なわれ、それぞれベスト4が出そろった。ここでは、男子のダイジェストをお伝えする。
※本イベントは、全国大会の代替として企画された『日本中学生バドミントンフェスティバル〜Remember 2020〜(会場・栃木県大田原市)』が開催4日前に急遽中止になったことに伴い、規模縮小と会場変更をしながら実施された交流会。
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【男子シングルス】
四つ角のシード選手が順当にベスト4に勝ち上がった男子シングルス。第1シードの谷岡大后(ふたば未来学園)は、2回戦こそファイナル勝負を強いられたものの、続く準々決勝は快勝。全日本ジュニア王者の貫禄を見せた。“打倒・谷岡”をめざす第2シードの沖本優大(埼玉栄)は隙のない勝ち上がり。2年生のジュニアナショナルメンバー・齊藤礼(ふたば未来)の挑戦も4本、10本で退け、団体との2冠に向けて順調な仕上がりを見せている。
そのほかでは、1年生とのジュニアナショナル対決に連勝した青森山田の今田竜大がベスト4入り。松川健大(ふたば未来)は初戦から2-0を重ね、2年生で唯一、最終日へとコマを進めた。
【男子ダブルス】
男子ダブルスは、団体の決勝を争った埼玉栄の野口駿平/角田洸介と、ふたば未来の関根翔太/江田和博が失ゲーム0で準決勝へ。同じくふたば未来の3年生・三本菅弘憲/阿部学斗は、初戦となった2回戦を快勝後、イベントの出場辞退や出場を見送った選手が出たことによる不戦勝でベスト4入り。温存した力を翌日の準決勝にぶつける。
4ペアの中で最後に最終日への切符を手にしたのは、埼玉栄の川崎聖矢/熊木凌也。準々決勝はふたば未来の2年生・藤吉珠李/中静悠斗とファイナルゲーム終盤まで競り合ったが、強気に攻めて22-20で振り切った。団体戦ではAチームにメンバー入りするも、決勝のコートに立てなかった2人。「個人戦ではやってやるぞという気持ちだった。明日も最後まで悔いのないように戦いたい」(川崎)と意気込む。
明日は男女単複の準決勝・決勝が行なわれる。試合開始は9時の予定。
★個人戦1日目(6日)の結果はこちら
★フェスティバルの熱戦の模様は、8月21日(金)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳、黒崎雅久