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【全英OP2020】遠藤&渡辺、福島&廣田が決勝に進出!初優勝へ王手!<準決勝:ダブルスダイジェスト>

3月14日に開催されたBWFワールドツアー・ヨネックス全英OP(バーミンガム/Super1000)4日目は、各種目の準決勝が行なわれた。ここでは、試合を終えた選手らのコメントを紹介しよう。

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男女ダブルスとも日本勢が決勝戦まで勝ち上がった。女子の準決勝は、福島由紀/廣田彩花(上写真右)と髙橋礼華/松友美佐紀の日本勢対決となったが、意外なほど一方的な展開で決着した。

勝ったのは、福島/廣田。長いラリーで強さを発揮することは珍しくないが、この日は第1ゲームからスピードを生かした連係で、長いラリーを展開せずに得点を重ねた。後半も攻め切った福島/廣田が2−0で勝利。強い勝ち方で決勝に進んだ福島/廣田は、五輪を見据えて翌日の決勝戦でタイトル獲得に挑む。相手は、準決勝で李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン/韓国)をストレートで破った李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ/中国)。福島は「相手は、勢いのあるペアですが、しっかり跳ねのけて、明日も一戦を2人で頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

一方、敗れた髙橋/松友は、低い展開で相手のスピードに押され、返球でミスが続出。第1ゲームの中盤は、ラリーだけを見れば点差ほど悪い流れではなかったが、相手にプレッシャーを与えることはできず、押しきられた。

男子ダブルスの遠藤大由(上写真右)/渡辺勇大は、園田啓悟/嘉村健士を破って勝ち上がった長身のイワノフ/ソゾノフ(ロシア)と対戦。序盤から守備が冴え渡った日本ペアが、スピードと的確なコース選択で相手に連続攻撃を許さず、試合の主導権を握った。応援も日本への後押しが多く、特に相手の強打に対する好レシーブで会場は盛り上がった。また、遠藤がタイミングよくロングサービスで揺さぶり相手の出鼻をくじくなど「柔よく剛を制す」の試合展開でストレート勝ちを収めた。

もう一方のカードは、3度目の優勝をねらうギデオン/スカムルヨ(インドネシア)がストレートで勝利。遠藤/渡辺は、このペアに5連勝しているが、遠藤は「連勝していますけど、そんなことは忘れて、自分たちは挑戦者だという気持ちを持って1点でも無駄なく、諦めずに、頑張ることが、最初にやらなければいけないことだと思います」と決勝戦に向けて気持ちを引き締めた。

混合ダブルスは、昨年の世界選手権で準優勝をしているデチャポル/サプシリー(タイ)とジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)が決勝に進出した。

準決勝の結果、決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子ダブルス】

▼準決勝(3月14日)

遠藤大由/渡辺勇大 – イワノフ/ソゾノフ(ロシア)

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−18、21−13〕0●王齊麟/李洋(台湾)35分

▼決勝(3月15日)

遠藤大由/渡辺勇大 − ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)

【女子ダブルス】

▼準決勝(3月14日)

福島由紀/廣田彩花②〔21−12、21−12〕0●髙橋礼華/松友美佐紀38分

李茵暉/杜玥(中国)②〔21−17、21−17〕0●李紹希/申昇瓚(韓国)52分

▼決勝(3月15日)

福島由紀/廣田彩花 − 李茵暉/杜玥(中国)

【混合ダブルス】

▼準決勝(3月14日)

デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−18、17−21、21−19〕1●徐承宰/蔡侑玎(韓国)

ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−15、21−23、21−11〕1●エリス/スミス(イングランド)68分

▼決勝(3月15日)

デチャポル/サプシリー(タイ) − ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)

取材/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

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