3月11日に開幕したBWFワールドツアー・ヨネックス全英OP(バーミンガム/Super1000)の初日は、各種目1回戦が行なわれた。世界中でコロナウイルスの影響が出始めるなか、110年の歴史を持つ全英は無事に1回戦が終了。5種目で登場した日本代表は、多くの選手が白星をあげて2回戦に勝ち進んだ。ここでは、男女シングルスのダイジェストを紹介する。
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東京五輪前最後のビッグタイトル
全英オープン2020 CSテレ朝チャンネル2で
1回戦から決勝まで連日放送!!

【シングルス・ダイジェスト】
男女シングルスは、出場した日本のすべての選手が初戦を突破した。
女子シングルスでは、世界ランキング3位の山口茜(上写真)が、サイナ・ネワールにストレート勝ち。試合後は「相手にミスが多かった」と涼しい顔だったが、夏のケガ以降の復調には手応えを示しており「スピードは上がってきているけど、その中で精度をもう少し上げたい」と、さらなる改善のイメージを話した。
その山口と2回戦で対戦することになったのが、五輪レースで追いかける立場にいる髙橋沙也加。パワーのあるロシア人選手のアタックを受けきって勝利を収めた。「いままでなら返せそうになかった球が、返せるようになってきている」と持ち前の攻撃に加え、守備面での進化に手応えを感じている。五輪レースでは、ポイントの差が開くようだと致命的という立場にあるが、「五輪イヤーだから特別というのではなく、みんな、毎年人生をかけてやっている。いつもどおりにやれば結果がついてくると思うので、明日もチャレンジしたい」と平常心で挑む気概を示した。

男子シングルスは、五輪の出場権を争う常山幹太(上写真)、西本拳太がともに初戦の硬さで苦戦を強いられながらも勝ち上がった。常山は、12日の2回戦で第1シードの周天成(チョウ・ティエンチェン)と対戦する。海外勢では、五輪2度優勝のレジェンド、林丹(中国)がマッチポイントを握られた状態から大逆転勝利を収めて2回戦進出を決めた。
なお、全英OP前に開催予定だったドイツOP(Super300)中止の影響で、日本代表は大会直前に現地入り。これにより、時差ボケのような感覚を持ったまま試合に臨む選手もいたが、コートでは実力をしっかり発揮し、それぞれが白星を手にしている。
日本選手の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
西本拳太②〔21−18、21−15〕0●伍家朗(香港)47分
常山幹太②〔21−17、16−21、21−15〕1●許侊熙(韓国)66分
▼2回戦(3月12日)
西本拳太 – 王子維(台湾)
常山幹太 – 周天成(台湾)
【女子シングルス】
山口茜②〔21−11、21−8〕0●サイナ・ネワール(インド)28分
奥原希望②〔21−12、21−12〕0●ミシェル・リー(カナダ)36分
髙橋沙也加②〔21−12、21−9〕0●エフゲニア・コセツカヤ(ロシア)28分
大堀彩②〔12−21、21−16、21−18〕1●キム・ガユン(韓国)58分
▼2回戦(3月12日)
山口茜 – 髙橋沙也加
奥原希望 − リーネ・フォウマーク・カエスフェルト(デンマーク)
大堀彩 – ラチャノック・インタノン(タイ)
取材・文/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO