3月3日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。2月25日から3月1日まで開催予定だった陵水中国マスターズ(Super100)延期の影響もあってか、トップ選手たちのランキングは前週から大きく変動することはなかった。ここでは、男女シングルスのランキングを紹介しよう。
【男子シングルス】
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1月のマレーシアマスターズ(Super500)直後の交通事故により、それ以降の大会をすべて欠場している桃田賢斗。しかしながら、昨年の好成績が反映されている世界ランキングのポイントは11万1918ポイントで、しっかり首位をキープしている。2位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾/8万548ポイント)には3万ポイント以上の差をつけており、独走状態だ。
3位は1月のインドネシアマスターズ(Super500)優勝、2月のアジア団体選手権でもチームの優勝に貢献したアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)。4位と5位には、デンマークのアンダース・アントンセンとビクター・アクセルセンが僅差で並び、同国1位の座を激しく争っている。6位以下は、諶龍(チェン・ロン/中国)、ジョナタン・クリスティ(インドネシア)、石宇奇(シー・ユーチー/中国)と続く。
日本勢2番手は常山幹太(11位・5万7925ポイント)。3番手につけるのは同チームの先輩、西本拳太(16位・5万0133ポイント)。2人の差は7792ポイントだ。2024年パリ五輪をねらう世代では、今年からA代表入りした渡邉航貴が34位(3万6346ポイント)。B代表に復帰した奈良岡功大(44位・3万3617ポイント)が続く。
【女子シングルス】
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昨季は国際大会7優勝の好成績をおさめた陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国・9万8265ポイント/上写真)と、常に安定して上位結果を残している戴資穎(タイ・ツーイン/台湾・9万5775)の2人が、9万ポイント超えで1、2位を争う。
続く3位は山口茜(8万9020ポイント)、4位は奥原希望(8万7186ポイント)と日本勢ツートップが追う展開。2人の差は、わずか1834ポイントだ。5〜10位は、すべて違う国の選手が並んでおり、2月に18歳の誕生日を迎えた韓国のアン・セヨンは9位を維持している。
日本勢3番手は髙橋沙也加(12位・5万4734ポイント)、4番手は大堀彩(20位・4万7499ポイント)と、A代表が20位以内をキープしている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO