2月15日に開催されたアジア団体選手権(フィリピン・マニラ)5日目は、男女決勝トーナメントの準決勝が行なわれた。
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【女子準決勝】
男女ともに準決勝に進出した日本勢は、先に女子がマレーシアと対戦。予選リーグでは3−2で勝利した相手に対し、日本は第1シングルスに山口茜を起用。対戦相手も、その予選で山口から勝利を奪ったソニア・チアをぶつけた。連敗は避けたい山口だったが、第1ゲーム21-17で制すると、第2ゲームも21-18で振り切って勝利。後続によい流れを作ると、第1ダブルスの福島由紀/廣田彩花が11本、4本で快勝。続く第2シングルスの髙橋沙也加も、21-13、21-13で白星をつかみ、日本が3−0でマレーシアを退けた。
女子のもう一つの準決勝は、韓国とタイが激突。韓国の1番手のアン・セヨンが接戦を抜け出してチームに勢いをつけると、李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)、金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)など、世界ランク上位陣がしっかり勝利を飾り3−1でタイを撃破。決勝は日本と韓国のライバル対決となった。
【女子】
▼準決勝(2月15日)
日本 3−0 マレーシア
WS1 山口茜②〔21−17、21−18〕0●ソニア・チア46分
WD1 福島由紀/廣田彩花②〔21−11、21−4〕0●リーMY/ヤップCW35分
WS2 髙橋沙也加②〔21−13、21−13〕0●キソナ・サルバドライ45分
韓国 3−1 タイ
WS1 アン・セヨン②〔24−22、21−17〕0●ブサナン・ンバルンパン48分
WD1 李紹希/申昇瓚②〔12−21、21−19、21−11〕1●ジョンコパン/ラウィンダ68分
WS2 成池鉉●1〔21−18、18−21、21−23〕②ポンパウィ・チョチュウォン83分
WD2 金昭英/孔熙容②〔22−20、20−22、21−13〕1●チャヤニット/チャラドチャラム89分
▼決勝(2月16日)
日本 ― 韓国
【男子準決勝】
前日の準々決勝では、強豪の台湾を3−1で退けた日本男子。準決勝ではマレーシアとの勝負となったが、第1シングルスの常山幹太が相手の1番手・リー・ジジャに先制ポイントを許す展開。続いて登場した第1ダブルスの保木卓朗/小林優吾も、世界ランク8位のA・チア/ソーWYに0−2で敗戦し、日本は苦境に追い込まれる。なんとか3連敗を避けたい日本は、第2シングルスの西本拳太に期待を託すも、世界ランク72位の格下相手にファイナル勝負で敗れ、日本は0−3で敗戦。世界ランク上位陣を欠くメンバーで臨んだ今大会は、悔しいベスト4に終わった。
インドネシアとインドの準決勝は、インドネシアが3−2で勝利し決勝へ進出。ねばるインドをしっかり振り切り、大会2連覇に王手をかけている。
▼準決勝
マレーシア 3−0 日本
MS1 リー・ジジャ②〔21−11、8−21、21−11〕1●常山幹太52分
MD1 A・チア/ソーWY②〔21−18、21−15〕0●保木卓朗/小林優吾35分
MS2 チャム・ジュンウェイ②〔21−19、3−21、21−12〕1●西本拳太54分
インドネシア3−2インド
MS1 アンソニー・S・ギンティン②〔21−6、キケン〕0●サイ・プラニース・B.11分
MS2 ジョナタン・クリスティ●0〔18−21、20−22〕②ラクシャ・セン45分
MD2 セティアワン/アッサン②〔21−10、14−21、23−21〕1●アルジュン/カピラ45分
MS3 シェザ・ヘレン・ルスタビト●0〔17−21、15−21〕②サブハンカー・デイ49分
MD1 ギデオン/スカムルヨ②〔21−6、21−13〕0●シェティ/セン24分
▼決勝
インドネシア ― マレーシア
文/バドミントン・マガジン編集部