1月19 日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(ジャカルタ/Super500)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
5日目の結果はこちら
日本勢は女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀のベスト4が最高成績となり、昨年のフランスOP(S750)以来、決勝進出者ゼロの厳しい結果。海外勢が各種目の決勝戦を占めるなか、男子シングルスは、昨年同大会で優勝を果たしているアンダース・アントンセン(デンマーク)と、昨年末のWTファイナルズ準優勝のアンソニー・S・ギンティン(上写真/インドネシア)が対戦した。第1ゲームを先制したのはアントンセン。21-17で大会2連覇に王手をかけたが、ここからギンティンが逆襲を仕掛ける。第2ゲームでは16-15からの接戦を4連取で抜けだすと、最終ゲームは一気に点差を広げて21-9で勝利。2018年の同大会を制して以来、2年ぶりの栄冠を手にしている。
女子シングルスはラチャノック・インタノン(上写真/タイ)とキャロリーナ・マリーン(スペイン)が激突し、インタノンがファイナル勝負を制して頂点に立った。第1ゲームはインタノンが制したものの、第2ゲームはマリーンが21-11で奪い返してファイナルゲームへ。その最終ゲームも互いの意地がぶつかり合う好勝負となったが、最後はインタノンが21-18でモノにし、昨年3月のインドOP(S500)以来の優勝を飾った。
男子ダブルスはインドネシア決勝となり、ギデオン/スカムルヨ(上写真・右)が世界王者のセティアワン/アッサンを15本、16本で退けてV達成。女子ダブルスも同じくインドネシアのポリイ/ラハユが、上位大会初の決勝進出を決めているフォウガード/トゥーグセン(デンマーク)を80分を超えるロングゲームをファイナルゲーム23-21で制し、インドOP以来の優勝を果たしている。また、中国決勝となった混合ダブルスは、鄭思維(チェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)を2−0で下し、WTファイナルズから3大会連続Vを決めている。
決勝戦の結果は以下の通り。
■決勝の対戦カード(1月19日)
【男子シングルス】
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔17−21、21−15、21−9〕1●アンダース・アントンセン(デンマーク)71分
【女子シングルス】
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−19、11−21、21−18〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)80分
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−15、21−16〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)32分
【女子ダブルス】
ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔18−21、21−11、23−21〕1●フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)80分
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−9、21−9〕0●王懿律/黄東萍(中国)25分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO