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【マレーシアM2020】桃田賢斗がアクセルセンを2−0で退け頂点到達!<決勝戦結果>

1月12日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/Super500)の最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。

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男子シングルス決勝の舞台に立ったのは、2019年に国際大会11優勝を果たした桃田賢斗(上写真)。対戦相手は、Super500以上の上位大会では、19年3月のインドOP優勝以来の決勝進出を決めたビクター・アクセルセン(デンマーク)だ。

第1ゲーム序盤、いきなり7−1とリードを奪ったのはアクセルセン。しかし、世界王者の桃田は、4連続得点などであっさり8オールに持ち込むと、そのまま先行して18-13と逆転に成功する。久々のタイトル奪取をねらうアクセルセンも意地を見せ、後半は20オールに持ち込んだが、その後の接戦を制したのは桃田。24-22で抜け出し、優勝に王手をかけた。

第2ゲームに入ると、先に心が折れたのはアクセルセンだった。桃田がラリーの主導権を握って14-2と大量リードをつくる。中盤に6連続ポイントで意地を見せたアクセルセンだったが、大きく開いた差を埋められず。21−11で勝利を飾った桃田が、昨年末のWTファイナルズに続き、今年最初の上位大会でも頂点に立った。

2大会連続Vを飾った桃田賢斗。アクセルセンに対しては13連勝となった

世界ランク1・2位同士の対決となった陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)の試合は、陳雨菲に軍配。第1ゲームこそ21-17で先制した陳雨菲だったが、第2ゲームはライバルを10本に抑える試合運びで快勝。19年は5優勝を飾った中国のエースが、今季初戦で最高のスタートをきった。

男子ダブルスでは、ベテランの李龍大(イ・ヨンデ/上写真・左)/金基正(キム・キジュン)が久々のタイトル奪取。中国の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)を14本、16本に抑えて頂点に立った。韓国代表を離れ個人で国際大会に参戦している2人は、李龍大が16年の韓国OP以来(ペアは柳延星[ユー・ヨンソン])、金基正は16年マレーシアOP優勝(ペアは金サラン)以来の上位大会制覇となった。

中国対決となった女子ダブルスと混合ダブルス。女子ダブルスは鄭雨(ツェン・ユ)/李汶妹(リー・ウェンメイ/中国)が、上位大会で初優勝を飾った。混合ダブルスは世界ランク1位の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が、同2位の王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)を下してWTファイナルズからの2連続優勝を果たしている。

決勝戦の結果は以下の通り。

■決勝戦(1月12日)

【男子シングルス】

桃田賢斗②〔24−22、21−11〕0●ビクター・アクセルセン(デンマーク)54分

同世代のライバルであるビクター・アクセルセン(デンマーク)を下して優勝を飾った桃田賢斗

【女子シングルス】

陳雨菲(中国)②〔21−17、21−10〕0●戴資穎(台湾)37分

スピード勝負で戴資穎を退けた陳雨菲(中国)が優勝

【男子ダブルス】

李龍大/金基正(韓国)②〔21−14、21−16〕0●李俊慧/劉雨辰(中国)40分

【女子ダブルス】

鄭雨/李汶妹(中国)②〔21−19、16−21、21−19〕1●李茵暉/杜玥(中国)82分

中国対決を制した鄭雨(左)/李汶妹がSuper500で初優勝

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−19、21−12〕0●王懿律/黄東萍(中国)35分

2−0のストレートで同国対決を制した鄭思維/黄雅瓊(左)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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