1月11日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/Super500)の5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本勢は男子シングルスの桃田賢斗、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未(上写真・手前)が準決勝に登場した。前日の準々決勝で髙橋礼華/松友美佐紀を下した中国の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)との対戦となった志田/松山は、第1ゲームを14-21で落とす苦しい展開。しかし、第2ゲームは互いにポイントを奪い合う中、19オールから2連取した志田/松山が制した。上位大会では久々の決勝進出をねらう志田/松山だったが、ファイナルゲームは10-12の接戦から連続失点で抜け出され11-21で敗戦。決勝進出はならず、ベスト4に終わった。
昨年末のWTファイナルズ(中国・広州)で優勝した桃田は、準決勝でマレーシアの1番手、リー・ジジャと対戦。第1ゲームを21-10で先制した桃田だったが、第2ゲームは13-6の大量リードから18-16まで追い上げられる展開。先にマッチポイントを握った桃田にリー・ジジャも1点差まで迫ったが、なんとか振り切った世界王者が勝利。桃田が日本勢で唯一となる決勝進出を決めた。
男子シングルスの反対の山では、ビクター・アクセルセン(デンマーク)と伍家朗(ン・カロン/香港)が対戦し、2−0で白星を手にしたアクセルセンが決勝に進出。昨年3月の全英OP以来となる桃田との決勝が決まった。
女子シングルスは、世界ランク1位の陳雨菲(中国/チェン・ユーフェイ)がキャロリーナ・マリーン(スペイン)を、同2位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が何冰嬌(中国/へ・ビンジャオ)を下して決勝へ。女子ダブルスと混合ダブルスは中国ペア同士の決勝戦となった。
準決勝の結果、決勝戦の対戦カードは以下の通り。
■準決勝の対戦カード(1月11日)
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−10、21−19〕0●リー・ジジャ(マレーシア)43分
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−14、21−18〕0●伍家朗(香港)44分
【女子シングルス】
戴資穎(台湾)②〔21−17、21−12〕0●何冰嬌(中国/へ・ビンジャオ)34分
陳雨菲(中国)②〔21−15、21−14〕0●キャロリーナ・マリーン(スペイン)50分
【男子ダブルス】
李龍大/金基正(韓国)②〔14−21、21−19、21−15〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)69分
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔22−20、19−21、24−22〕1●セティアワン/アッサン(インドネシア)60分
【女子ダブルス】
李茵暉/杜玥(中国)②〔21−14、19−21、21−11〕1●志田千陽/松山奈未64分
鄭雨/李汶妹(中国)②〔21−19、18−21、21−19〕1●ポリイ/ラハユ(インドネシア)85分
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−13、21−12〕0●ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)28分
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−10、21−13〕0●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)33分
■決勝戦(1月12日)
【男子シングルス】
桃田賢斗 – ビクター・アクセルセン(デンマーク)
【女子シングルス】
陳雨菲(中国) − 戴資穎(台湾)
【男子ダブルス】
李俊慧/劉雨辰(中国) − 李龍大/金基正(韓国)
【女子ダブルス】
李茵暉/杜玥(中国) − 鄭雨/李汶妹(中国)
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国) − 王懿律/黄東萍(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO