【マレーシアM2020】志田&松山が韓国ペアを撃破しベスト4に進出!<準々決勝結果>

1月10日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/Super500)の4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

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5種目で準々決勝に勝ち上がった日本勢。その中で、2ペアが勝ち上がった女子ダブルスでは、前日の2回戦で世界ランク1位の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)を破った志田千陽(上写真・手前)/松山奈未が、この日も勢いそのままに韓国の強豪ペアを撃破。相手となった世界ランク6位の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)に対して、第1ゲームは16-21で先制を許した志田/松山だったが、第2ゲームは6連続得点などで引き離しファイナルゲームに持ち込む。すると、最終ゲームも5連続ポイントなどでリードを保ち、終盤では相手の追い上げをしっかり振り切って21-17で勝利。Super500以上の上位大会では、昨年9月の韓国OPベスト4以来となる準決勝進出を決めた。

一方、五輪出場に向けて負けられない髙橋礼華/松友美佐紀は、中国の杜玥(ドゥ・ユェ)/李茵暉(リ・インフイ/中国)に苦杯を喫した。第1ゲームを先制された髙橋/松友は、第2ゲームを奪い返した後の最終ゲームを、14-8とリード。しかし、ここから相手の猛追にあい、16-20と逆転される。なんとか20オールに持ち込んだ髙橋/松友だったが、最後は相手ペアに2連取され20-22で敗戦。悔しい準々決勝敗退となった。

男子シングルスの桃田賢斗(上写真)は、中国の若手・黄宇翔(ファン・ユーシャン)と対戦した。第1ゲームを21-13で奪った桃田だったが、第2ゲームは19-21で失いファイナルゲームへ。最終ゲームは、7連続得点などで大きく引き離した桃田が、21-9に封じてベスト4入りを決めている。

男子ダブルスの古賀輝/齋藤太一は、中国の1番手・李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)と対戦したが、12本、15本で屈してベスト8。混合ダブルスの保木卓朗/永原和可那も、マレーシアのチャンPS/ゴーLYに0−2のストレートで敗れて準決勝進出はならなかった。また、女子シングルスの奥原希望は、中国の何冰嬌(中国/へ・ビンジャオ)に0−2。第1ゲームを17本で落とすと、第2ゲームは10本に抑え込まれ準決勝進出を逃している。

海外勢では、女子シングルスのキャロリーナ・マリーン(スペイン)が、サイナ・ネワール(インド)に8本、7本で快勝したほか、戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)がプサルラ・V.シンドゥ(インド)をこちらも2−0で下しベスト4入り。陳雨菲(中国/チェン・ユーフェイ)も同国対決を制して準決勝へと勝ち進んだ。

また、男子シングルスでは、ビクター・アクセルセン(デンマーク)と諶龍(チェン・ロン/中国)が激突し、ファイナルゲームの末にアクセルセンが22-20で勝利。ケガから復帰した石宇奇(シー・ユーチー/中国)は、マレーシアのリー・ジジャに1−2で敗戦し、準決勝は桃田とリー・ジジャ、アクセルセンと伍家朗(ン・カロン/香港)の勝負となる。

準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。

■準々決勝の対戦カード(1月10日)

【男子シングルス】

桃田賢斗②〔21−13、19−21、21−9〕1●黄宇翔(中国)67分

リー・ジジャ(マレーシア)②〔12−21、21−16、21−19〕1●石宇奇(中国)69分

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−11、12−21、22−20〕1●諶龍(中国)68分

伍家朗(香港)②〔15−21、21−12、21−18〕1●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)65分

【女子シングルス】

戴資穎(台湾)②〔21−16、21−16〕0●プサルラ・V.シンドゥ(インド)36分

何冰嬌(中国)②〔21−17、21−10〕0●奥原希望42分

キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−8、21−7〕0●サイナ・ネワール(インド)30分

陳雨菲(中国)②〔21−19、21−14〕0●王祉怡(中国)32分

昨年末のWTファイナルズ4強の奥原希望。今年の初陣はベスト8に終わった

【男子ダブルス】

アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−19、17−21、23−21〕1●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)47分

李龍大/金基正(韓国)②〔19−21、21−15、22−20〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)65分

李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−12、21−15〕0●古賀輝/齋藤太一32分

セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔20−22、21−18、21−19〕1●王齊麟/李洋(台湾)49分

【女子ダブルス】

志田千陽/松山奈未②〔16−21、21−15、21−17〕1●李紹希/申昇瓚(韓国)67分

李茵暉/杜玥(中国)②〔17−21、21−19、22−20〕1●髙橋礼華/松友美佐紀78分

ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔21−19、21−19〕0●張藝娜/金慧麟(韓国)56分

鄭雨/李汶妹(中国)②〔21−16、21−12〕0●金昭英/孔熙容(韓国)38分

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−11、21−9〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)24分

ファイザル/ウィジャヤ(インドネシア)②〔21−19、22−20〕0●李洋/楊景惇(台湾)41分

チャンPS/ゴーLY(マレーシア)②〔21−15、21−18〕0●保木卓朗/永原和可那42分

王懿律/黄東萍(中国)②〔19−21、21−8、21−15〕1●タベリング/ピキ(オランダ)44分

■準決勝の対戦カード(1月11日)

【男子シングルス】

桃田賢斗 ― リー・ジジャ(マレーシア)

伍家朗(香港) ― ビクター・アクセルセン(デンマーク)

【女子シングルス】

戴資穎(台湾) ― 何冰嬌(中国/へ・ビンジャオ)

陳雨菲(中国) ― キャロリーナ・マリーン(スペイン)

【男子ダブルス】

アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − 李龍大/金基正(韓国)

李俊慧/劉雨辰(中国) ― セティアワン/アッサン(インドネシア)

【女子ダブルス】

志田千陽/松山奈未 ― 李茵暉/杜玥(中国)

鄭雨/李汶妹(中国) ― ポリイ/ラハユ(インドネシア)

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国) − ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)

王懿律/黄東萍(中国) − チャンPS/ゴーLY(マレーシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2020/01/11

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