1月8日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(クアラルンプール/Super500)の2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。
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多くの日本勢が登場した2日目は、女子シングルスの3選手が初戦を突破した。奥原希望(上写真)は香港のベテラン、イップ・プイインとファイナル勝負にもつれる戦いとなったが、最後は13本に抑えて白星をつかむと、髙橋沙也加はアメリカのベイウェン・ツァン、大堀彩はタイのブサナン・ンバルンパンをそれぞれ2−1で下して2回戦に進出している。
元世界王者のキャロリーナ・マリーン(スペイン)と初戦から激突した山口茜は、第1ゲームを4-21で失う展開。第2ゲームは、リズムを立て直した山口が接戦に持ち込み20オールとしたが、最後はマリーンが先に抜け出し22-24で敗戦。女子シングルスは4連勝とならず、山口のみが初戦で姿を消している。
男子シングルスは、2019年に国際大会11優勝を飾った桃田賢斗(上写真)が白星スタートをきった。昨年のこの大会で初戦敗退(相手は西本拳太)だった桃田は、1回戦でインドのカシャップ・パルパリと対戦。第1ゲーム17本で制すると、続く第2ゲームも21-16に抑えてストレート勝利。2回戦へとコマを進めた。
同じく男子シングルスの西本拳太は、中国の若手選手との競り合いをモノにして、今季最初の試合を勝利で飾った。インドのプラノイ・H.S.と対戦した常山幹太は0−2で敗戦。初日の予選を勝ち上がった渡邉航貴は、香港のエース、伍家朗(ン・カロン)から第1ゲームを先制したものの、第2ゲームを20-22で落とすと、ファイナルゲームは失速して逆転負け。2回戦進出とはならなかった。
混合ダブルスは保木卓朗/永原和可那がアイルランドペアを2−0のストレートで退けて初戦を突破したほか、女子ダブルスで今季A代表に初選出された志田千陽(上写真・奥)/松山奈未も、マレーシアペアを2−0のストレートで退けて2回戦に勝ち進んでいる。
日本勢の2日目の結果、2回戦の対戦カードは以下の通り。
■2日目の結果(1月8日)
【男子シングルス】
▼1回戦
桃田賢斗②〔21−17、21−16〕0●カシャップ・パルパリ(インド)43分
西本拳太②〔23−21、21−10〕0●孫飛翔(中国)48分
常山幹太●0〔9−21、17−21〕②プラノイ・H.S.(インド)34分
渡邉航貴●1〔21−17、20−22、7−21〕②伍家朗(香港)54分
【女子シングルス】
▼1回戦
奥原希望②〔21−16、21−23、21−13〕1●イップ・プイイン(香港)69分
髙橋沙也加②〔21−12、20−22、21−15〕1●ベイウェン・ツァン(アメリカ)57分
大堀彩②〔21−9、14−21、21−15〕1●ブサナン・ンバルンパン(タイ)60分
山口茜●0〔4−21、22−24〕②キャロリーナ・マリーン(スペイン)40分
【女子ダブルス】
▼1回戦
志田千陽/松山奈未②〔21−19、21−14〕0●テオーMX/ヤップL(マレーシア)37分
【混合ダブルス】
▼1回戦
保木卓朗/永原和可那②〔21−12、21−14〕0●S・マギー/C・マギー(アイルランド)38分
■2回戦の対戦カード(1月9日)
【男子シングルス】
桃田賢斗 – プラノイ・H.S.(インド)
西本拳太 – ビクター・アクセルセン(デンマーク)
【女子シングルス】
奥原希望 − 髙橋沙也加
大堀彩 – プサルラ・V.シンドゥ(インド)
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士 – 李龍大/金基正(韓国)
古賀輝/齋藤太一 – 劉成/黄凱祥(中国)
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀 – ボロトワ/デフレトワ(ロシア)
福島由紀/廣田彩花 – 鄭雨/李汶妹(中国)
志田千陽/松山奈未 – 陳清晨/賈一凡(中国)
【混合ダブルス】
保木卓朗/永原和可那 – デチャポル/サプシリー(タイ)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO