『JTB S/Jリーグ2019』の優勝決定トーナメントであるトップ4トーナメントが、12月22日に、富山県・東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)で開催。トーナメント最終日は、男女ともに決勝戦と3位決定戦の2試合が行なわれた。ここでは男子の3位決定戦を争った日本ユニシスと日立情報通信エンジニアリングの戦いをダイジェストでお伝えする。
男子決勝戦はこちら
女子決勝戦はこちら
女子3位決定戦はこちら
【男子3位決定戦】
激戦となった準決勝の結果、3位決定戦は2年連続で日本ユニシスと日立情報通信エンジニアリングによるブロック2位同士の対戦となった。
日本ユニシスはこの試合、準決勝から第1ダブルスを変更し、岡村洋輝と内定の三橋健也(日本大)のペアが出場。しかし、第2ゲームを21-17で奪った岡村/三橋だが、日立情報通信Eのエース・竹内義憲/松居圭一郎にファイナル18本で敗れてしまう。
なんとか3位の座は死守したい日本ユニシスは、シングルスに出場した2020年日本A代表の渡邉航貴が期待に応えた。渡邉は10本オールと牧野桂大に勝機を与えることなくストレート勝ち。第2ダブルスの金子祐樹/渡辺勇大に、逆転勝利へのバトンをわたした。そして、その金子/渡辺は、全日本社会人優勝など2019年は好調な成績を収めた高野将斗/玉手勝輝と対戦したが、第1ゲームを16本とすると、第2ゲームはわずか6本でチーム最終戦の勝利を呼び込んだ。
「昨年も3位、今年も3位ですが、あと一息というところまではきていたと思う。コンディションづくりの難しさを改めて実感した大会でした」とは日本ユニシスの坂本修一監督。また、4位も2年続けて日立情報通信Eが入った。
▼3位決定戦
日本ユニシス 2―1 日立情報通信エンジニアリング
岡村洋輝/三橋健也●1〔15-21、21-17、18-21〕②竹内義憲/松居圭一郎
渡邉航貴②〔21-10、21-10〕0●牧野桂大
金子祐樹/渡辺勇大②〔21-16、21-6〕0●高野将斗/玉手勝輝
取材・文/吉井信行
写真/井出秀人