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【WTF帰国会見】「世界トッププレーヤーたちと互角に戦いあえた」(渡辺)<コメント-2>

12月16日(月)、成田空港内にてBWFワールドツアーファイナルズ(中国・広州)でファイナリストとなった選手の帰国会見が行なわれた。

日本勢は男子シングルスで桃田賢斗が4年ぶり2度目の優勝を飾ったほか、男子ダブルスの遠藤大由/渡辺勇大、女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那がそれぞれ準優勝を果たしている。

以下は、会見と囲み取材に応じた遠藤大由/渡辺勇大、松本麻佑/永原和可那のコメント。

 

遠藤大由&渡辺勇大

遠藤「今回は2位という結果ですが、充実した大会でした。自分たちが得意とするレシーブからの展開が好調だったので、これを自信にして、もっともっと進化していきたいと思います。

ロブがうまくなったからレシーブができますし、相手を大きく動かすことで、前に落とすこともできる。いろいろなことが今大会は、見えていたような気がします。あとはこれをもっともっとやり続けていくことが必要だと思っています。

また、まだ試合の組み立て方が、決勝で対戦したペアよりは劣るので、そのあたりを改善していきたい。コンビネーションはまだまだよくなると思っています」

渡辺「今大会1週間を通して、集中力を高く保ち続けることができて、世界トッププレーヤーたちと互角に戦いあえたと思います。これに満足することなく、オリンピックレースはまだまだ続きますし、これから先も厳しい戦いが続くので、ケガにも気をつけながら、自分の限界を決めずに挑戦していきたいです。

劣勢の場面でも、あきらめることなく、球を追い続けることで、相手にとって嫌な流れにしたり、自分たちがいいリズムをつかめたりしたのが今回の手応えかなと思います。

ミックスダブルスに関しては、結果は去年と同じでしたが、グループリーグで全勝できたのは大きな成長だと思う。結果は、自信を持たせてくれる大きな要因になる。勝ち星を挙げられたことで、濃い1週間になりましたし、今後に向けていい経験になりました。

自分個人としてもスキルの底上げをはかって、相手がうまくスキルを使ってきても、それに負けないようなものを身につけられれば、もう一つ上にいけるのかなと思います」

 

松本麻佑&永原和可那

永原「グループリーグに韓国ペアが2組いて、最近は韓国ペアに負けることが続いていたんですけど、そこを乗り越えられました。また、最近の国際大会で準決勝以上に進むことができていなかったので、それを乗り越えられたのは自信になりました。ただ、決勝は、自分たちの力を出しきれず、力が足りないのを実感しました。決勝を反省しながら、次に向けて頑張っていきたいです。

自分たちの持ち味である攻撃の部分が多く出せたときというのは、相手に通じていますし、韓国ペアに勝てたときというのは、自分たちの気迫と勢いで押していけた。いつも韓国ペアとやるときというのは、精神的に引いてしまっていることが多かったので、今回は自分たちの気持ちを全部ぶつけにいこうと思って、その気持ちの部分と、攻撃面でも強気でいけた。いかにそれを出していけるかというのが、今後の課題かなと思います。

今回、よかったところと悪かったところがはっきり見えたので、来年のスタートで今回の反省を生かしていけたらと思います」

松本「決勝戦はふがいない試合をしてしまったのですが、自分たちとしては新たな課題が見つかったので、またコンディションを整えて戦っていきたいです。

韓国ペアに照準を当てすぎていて、決勝で中国ペアとやったときに、中国ペアの技術力の高さに圧倒されました。スピードのある球と前への落とし、作戦の立て方がうまい。出だしから、そのスピード感にやられてしまった。相手に付き合ってしまったところもあったので、相手のスピードを利用して、コート全体を広く使っていけたらよかったのかなと思います。

準決勝までは自分たちの攻撃をするために、レシーブでの展開というのをしっかり作戦を立てながらできたので、それが今回の収穫です。決勝の舞台に立てたことを収穫にして、また、その舞台で戦い切れなかったことは今後の課題として見ていかないといけないかなと思います」

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

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