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【WTF2019】「初戦から一球一球というつもりで臨んだ結果。優勝につながってうれしい」<決勝戦:選手コメント-1>

12月15日にBWFワールドツアーファイナルズ2019(中国・広州)最終日が開催された。ここでは、決勝トーナメント・決勝戦を終えた桃田賢斗のコメントを紹介する。

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【男子シングルス】

桃田賢斗
(4年ぶり2回目の優勝)

決勝トーナメント・決勝戦:桃田は17−21、21−17、21−14アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)に勝利!

桃田「世界のトップ8が集う大会で、初戦から一球一球というつもりで臨んだ結果が、優勝につながって本当にうれしく思います。今日もすごく苦しい展開で、2ゲーム目で相手のスマッシュが取れないと思ったときに心が折れそうになりましたが、サポートして下さる方たちのことを思い出し、諦められないと思い、リードされていても強い気持ちで、制することができたと思います。

ファイナルゲームは、5-12になったとき、いつも強気でストレートスマッシュを打ってくるギンティン選手が、クロススマッシュに逃げてきて、自分のレシーブがまったくのノータッチで決まりました。疲れているのか、勝ち急いでいるのか、相手に変化があると冷静に見ることができました。最後は、足が痛かったのか、疲れたのか、相手がついてこれなくなり、冷静な判断をできたことが良かったと思います。

1年間、結果だけをみれば充実していましたが、連戦はきつく、国内の大会や地方への遠征もあり、すごく疲れました。自分でもよくやったと、自分を褒めてあげたいところですが、まだ国内の(S/J)リーグが少しあるので、駆け抜けて、よい1年で締めくくりたいです」

【スコアの流れ】

第1ゲームはスピードに乗ったギンティンが先行しながら試合を進める展開。桃田は11-15から17オールまで追いつくも、後半はギンティンに押しきられてゲームを落としてしまう。

第2ゲームに入ると、桃田が9−5から7連続失点で9−12。その後は、互いに連続得点などで競り合ったが、15オールから先に抜け出した桃田が21-17で奪い返し、ファイナルゲームに突入。

最終ゲームは桃田が5-12と大きくリードを許したが、ここから7連続得点で同点に持ち込む。さらに15-14にすると、ここから6連続ポイントで一気に勝負をつけて優勝。2015年以来(当時はスーパーシリーズファイナル)4年ぶりに頂点に立った。

取材・構成/平野貴也

スコアの流れ/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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