12月14日に『JTB S/Jリーグ2019』が開催。この日は山口・光市の1会場で行なわれた。ここでは山口大会(光市総合体育館)のダイジェストをお伝えする。
【男子ダイジェスト】
1勝2敗の三菱自動車京都と、3連敗中のJR北海道が激突した一戦。JR北海道は、負ければ9・10位順位決定戦に進むことになるため、残留の望みをつなげるにはここでの1勝が必須。逆に三菱自動車京都は、負ければブロック下位の可能性もあるだけに、両チームともに負けられない戦いとなった。
先制はJR北海道。渡部大/光島理貴が、三菱自動車京都の林谷理貴/内田裕太郎を2−1で退ける。これでシングルスが勝利すれば、待望のブロック1勝が手に入るチャンスだったが、その前に立ちはだかったのが三菱自動車の常山明良。JR北海道の塚本光希から第1ゲームを21-17で奪うと、第2ゲームは落としたものの、最終ゲームを21-12で制し、チームを1−1のイーブンに戻した。
第2ダブルスは、三菱自動車が疋田聖也/西谷春樹。金沢学院クラブ戦では第1ダブルスでチームの勝利に貢献した2人が、第1ゲームを先制。JR北海道の中峰信太朗/武石優斗が第2ゲームを21-17で奪い返したが、ファイナルゲームは疋田/西谷が21-12で下し、三菱自動車京都が2−1で勝利。Sブロック2勝を挙げた三菱自動車は3位を確保。一方のJR北海道は4連敗となり、12月20日に富山県・高岡市で開催される順位決定戦で、Jブロックの最下位チームと対戦することが決まった。
▼Sブロック
三菱自動車京都(2勝2敗)2−1JR北海道(4敗)
林谷理貴/内田裕太郎●1〔21−18、11−21、13−21〕②渡部大/光島理貴
常山明良②〔21−17、14−21、21−12〕1●塚本光希
疋田聖也/西谷春樹②〔21−17、17−21、21−12〕1●中峰信太朗/武石優斗
【女子ダイジェスト】
地元山口でブロック最終戦を迎えたACT SAIKYOと、3連敗中で後がない広島ガスが対戦。ACT SAIKYOは、山陰合同銀行戦で白星を手にした中村麻裕/重田美空を第1ダブルスに起用。すると、その第1ゲームで広島ガスの平井亜紀/亀田楓を21-9で圧倒。さらに第2ゲームも中村/重田が21-18で奪い、ACT SAIKYOが先制ポイントをつかんだ。
シングルスに登場したのはACT SAIKYOが齋藤栞、広島ガスは濱北もも。第1ゲームを21-10で先制した齋藤が、第2ゲームも21-19で濱北を振りきって勝利。これでチームの白星が確定したACT SAIKYO。第2ダブルスは広島ガスの小田菜摘/石村亜美が2−1で勝利したものの、ACT SAIKYOはチームの2勝目をつかみブロックの中位をキープ。広島ガスは無念の4連敗となり、9・10位の順位決定戦にまわることが決まった。
▼Jブロック
ACT SAIKYO(2勝2敗)2−1広島ガス(4敗)
中村麻裕/重田美空②〔21−9、21−18〕0●平井亜紀/亀田楓
齋藤栞②〔21−10、21−19〕0●濱北もも
柏原みき/加藤美幸●1〔15−21、23−21、18−21〕②小田菜摘/石村亜美
文/バドミントン・マガジン編集部