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【S/Jリーグ2019】2連勝の再春館製薬所がTOP4出場を決める!<女子・久留米&金沢大会>

12月8日に『JTB S/Jリーグ2019』が開催。この日は神奈川・大和市、石川・金沢市、福岡・久留米市の3会場で行なわれた。ここでは久留米&金沢大会の女子ダイジェストをお伝えする。

【Sブロック・久留米大会】

前日の試合で七十七銀行を3−0で下した再春館製薬所。開幕節で喫した黒星が前回女王の足かせとなっているが、ヨネックスとの勝負に勝てばTOP4に大きく前進する。一方、ヨネックスは2連勝中。次戦はアメリカンベイプ岐阜(12月15日)との勝負となるが、2年連続TOP4出場をめざすチームとしては、前回覇者の再春館から白星を奪って勢いをつけたいところだ。

再春館は第1ダブルスにエースの志田千陽/松山奈未(上写真・左)を起用すると、ヨネックスも櫻本絢子/髙畑祐紀子で勝負に出る。全日本総合・準々決勝でも白熱した戦いを演じた両ペアの対戦は、2−0で志田/松山が総合に続く勝利をもぎとる。第1ゲームは14本、第2ゲームも志田/松山が21-14で封じてみせた。

シングルスは再春館のエース・山口茜(上写真)に対して、ヨネックスは総合ベスト8の髙橋明日香で勝利をめざす。第1ダブルス同様、山口と髙橋は総合の準々決勝で戦っており、このときは山口が16本、22本の辛勝したが、前回のリベンジをねらう髙橋が第1ゲームを20オールと接戦に持ち込んだ。しかし、TOP4がかかる勝負で山口が踏ん張り、22-20で制してみせると、第2ゲームも山口が21-16。山口の勝利で2−0とした再春館が、チームの白星を確定させた。

第2ダブルスは、ヨネックスの保原彩夏/宮浦玲奈が10本、11本で一矢報いたが、2−1で勝利を飾った再春館がSブロックを3勝1敗とし、TOP4出場を決定させた。なお、ヨネックスはこの敗戦で2勝1敗に。アメリカンベイプ岐阜も同日の試合で勝利を飾り2勝1敗で並んだため、次戦の直接対決の勝者が、TOP4出場の権利をつかむことになる。

チームの勝利を決めた山口茜(左)

■Sブロック(福岡・久留米総合スポーツセンター)

再春館製薬所(3勝1敗)2−1 ヨネックス(2勝1敗)

志田千陽/松山奈未②〔21−14、21−14〕0●櫻本絢子/髙畑祐紀子

山口②〔22−20、21−16〕0●髙橋明日香

仲井由希乃/福本真恵七●0〔10−21、11−21〕②保原彩夏/宮浦玲奈

ペアを組み替えて第2ダブルスを快勝した保原彩夏(右)/宮浦玲奈

【Sブロック・金沢大会】

1勝1敗のアメリカンベイプ岐阜と、2連敗中のNTT東日本が激突。TOP4進出向けて白星がほしいアメリカンベイプ岐阜は、エースダブルスである福島由紀と廣田彩花を第1ダブルス、第2ダブルスに分けて起用。第1ダブルスは廣田が元韓国代表のキム・ハナとのペアで出場すると、NTT東日本の尾﨑沙織/川島里羅を13本、14本で退けて先制ポイントをつかむ。

シングルスはアメリカンベイプ岐阜の鈴木温子に対して、NTT東日本は全日本総合でベスト8に入った大家夏稀で勝負に出る。負ければ苦しい状況に陥るNTT東日本だが、ここで意地を見せた大家。互いにゲームを奪って最終ゲームにもつれた勝負は、20オールでデュース。ここから2連取した大家が地元ファンの前で勝利を手にし、NTT東日本が1−1に戻してみせた。

しかし、NTT東日本の反撃もここまでだった。第2ダブルス、アメリカンベイプ岐阜の福島由紀/今井莉子が、NTTの新玉美郷/渡邉あかねに対して第1ゲーム21-12。第2ゲームも21−9で完勝し、逆転を許さなかったアメリカンベイプ岐阜が2−1で勝利。リーグ戦を2勝1敗とし、次戦・ヨネックスとの勝負の結果でTOP4出場が決まる。

■Sブロック(いしかわ総合スポーツセンター)

アメリカンベイプ岐阜(2勝1敗)2−1 NTT東日本(0勝3敗)

廣田彩花/キム・ハナ②〔21−13、21−14〕0●尾﨑沙織/川島里羅

鈴木温子●1〔15−21、21−17、20−22〕②大家夏稀

福島由紀/今井莉子②〔21−12、21−9〕0●新玉美郷/渡邉あかね

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/湯浅芳昭(久留米大会)

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