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【全日本総合2019】「集中力を上げて勝ちにつなげることができた(廣田)」<女子ダブルス・準決勝コメント>

日本一を決める「第73回全日本総合選手権」の準決勝が、11月30日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館を舞台に開催された。ここでは、女子ダブルスの準決勝を戦った福島由紀/廣田彩花と志田千陽/松山奈未のコメントを紹介する。

福島由紀(右)/廣田彩花(アメリカンベイプ岐阜)

結果:志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)に21-17、16-21、21-14で勝利!

福島「2ゲーム終盤から、自分の中で余裕が出てきてしまい、簡単なミスをしたところが反省点。ファイナルではしっかり締めて、いい形で勝ちきれたのでよかったと思います。明日の相手の永原/松本組は、世界選手権で負けているペア。今日も苦しい試合を乗り越えて勢いもあると思うので、高いところからの強打に対してどうするか、ラリーしながら考えてやっていかれればと思います」

廣田「第2ゲームは相手の動きが見えてきたので、自分たちから仕掛けようとして、シンプルにできていなかった分、ミスしてしまいました。ファイナルでは気持ちを切り替え、集中力を上げて勝ちにつなげることができたかなと思います。志田/松山組はスピードが速いですが、そこに付き合わないように気をつけて戦いました。明日は決勝の舞台を楽しんで勝ちにいきたいです」

志田千陽(手前)/松山奈未(再春館製薬所)

志田「最後まで自分たちのスピードあるプレーをさせてもらえなかった。あきらめずにファイナルゲームに行けたのはよかったけれど、自分たちのほうが急いだミスだったり、単純なミスが多くて、最後まで相手のペースだったかなと思います。

昨日、すごく力が入ってしまったので、精神的にも体的にも疲れていましたが、コートに入ったら大丈夫でした。『あ、ちょっと成長してる』って思いました。

相手には4年連続で負けていて、ジンクスが…。これまで相手ペアにも、A代表にも勝っているから自信にしていいのに、まだ上に見ちゃうところがあります。自分、自信持てよって感じです(苦笑)。でも、小さい頃から夢見てたところで日本の4つに入れたので、その自覚を持ちながらも、これを自信にして、また頑張っていきたいです」

松山「最初から最後まで自分が前でさわれないように後ろに下げられました。わかっていましたが、そこで我慢できずにミスをして、相手に楽に点数を取らせてしまったなという感じです。(勝ったことのある相手だが)勝っているときは、すごく自分たちに勢いがあって。その勢いだけで勝てていた部分がありました。そこを修正して、弱点を冷静に分析して勝つのがトップ選手との違いかなと思います。

総合の結果はベスト16、ベスト8、ベスト4と上がっていますが、負けている相手がずっと同じ。そこを越えないと優勝は見えてこないんだなと。ベスト4は素直にうれしいけれど、ここまで来たら優勝したかった。その思いが強かったぶん、負けたのはやっぱり悔しいです。これからまた1年、トップの選手とやる機会があれば勝ちにいきたいです」

取材・構成/楊順行、江國晴子、バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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