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【全日本総合2019】「3連覇したいという気持ちがすごく強い」(東野)<コメント-5>

日本一を決める「第73回全日本総合選手権」が、11月26日に開幕した。今年も東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館を舞台に、12月1日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会3日目の28日は、各種目2回戦を実施。ここでは、男子ダブルス、混合ダブルスの注目選手のコメントを紹介する。

渡辺勇大(左)&東野有紗(日本ユニシス)
結果:初戦の2回戦、竹内義憲/加藤美幸(日立情報通信エンジニアリング/ACT SAIKYO)に2-0で勝利

渡辺「ミックスダブルスとしての初戦でしたので、最初は球の感覚や、後ろからつなぐという感覚がなく、また相手の選手のほうがたくさん試合をしていましたから、スロースタートとなってしまいました。第1ゲームを落としたくない一心で、とりあえずつなぐということをイメージしてプレーして、それが2ゲーム目にもうまくつながったかなと思います。

対戦相手も強くなっていきますし、試合を重ねるごとにコンビネーションをよくしていって、ローテーション、連携という部分を大事にして、優勝目指して頑張ります」

東野「初戦だったので、少し緊張がありました。出だしの入り方が遅い部分があったので、そこを上げていけるように次の試合は修正していきたいと思います。ただ、試合に入るときに勇大くんと、ゆっくりの入りでもいいから、しっかり球の感覚をつかんでいこうという話をしていたので、冷静にプレーすることができたかなと思います。

全日本総合は国内で一番大事な大会ですし、私たちは2連覇していて、3連覇したいという気持ちがすごく強い。勇大くんとこれからも何連覇と優勝を続けていきたいと思っています。試合を重ねるごとに自分たちの持ち味を出していけるように、明日からも頑張ります」

緑川大輝&齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO

結果:浦井唯行/宮浦玲奈(丸杉/ヨネックス)に2-1で勝利

緑川「今日はすごく緊張しました。相手のペアには、ランキングサーキットで負けていたので、出だしで硬くなって1ゲーム目を取られてしまいました。どうしようかと思ったんですけど、1ゲーム目は忘れて一からやろうと切り替えて。前回負けたときは、自分たちが引いてレシーブに回る場面が多かったんですけど、今回はスコアが負けている場面でも、競っている場面でも自分たちからどんどん前に出て行けた。それがよかったと思います。

目標は、優勝したいと思っています。けど、まずは1個ずつ勝ちたいです」

齋藤「リベンジできたのはよかったのですが、出だしの部分で向こうのほうがサービスまわりで優位に立ってしまったので、2ゲーム目からは、自分たちが優位に立てるようにやれたと思います。そこがうまくできたのが一番の勝因。あとは、全力で攻めていけたこともよかったと思います。今大会は一戦一戦、大事に戦っていきたい」

権藤公平(トナミ運輸)&栗原文音(日本ユニシス)
結果:初戦の2回戦、三橋健也/松田蒼(日本大/日本ユニシス)に0-2で敗退

栗原「自分自身は、一つでも自分たちのいい形をつくろうと思って、全日本総合に臨みましたが、今年一年を通して勝てていなくて、自分たちの中でもあまり成長していることを感じられないまま、自信がないままプレーしていたというのも負けにつながる要因だったかなと思います。

国際大会は対戦相手が強くて勝てなかったというのもありますが、その中で負けたとしても毎大会お互いの気持ちを次につながるように取り組めなかった。いまの二人の状態だと技術的にも世界に対して勝てる部分は少ないところもあるのですが、せっかくこのチャンスをいただいたので無駄にしたくないという思いでこの一年やってきたんですが……。負けるにしろ、二人でもう少し前向きに取り組めばよかったという心残りはあります。

今後については、まだ自分の中で整理がついていないので、これから考えたいと思います」

園田啓悟&嘉村健士(トナミ運輸)

結果:小川桂汰/柴田一樹(敬和学園大)に2-0で勝利

嘉村「ここまで向かってくる相手、気持ちを前面に出してくる相手というのは、あまりいないです。すごく新鮮な気持ちでやれましたし、あらためて、バドミントンが楽しいなと思いました。1ゲーム目は、正直、(相手に)合わせてどうにかなるかなと思っていたんですけど、“一発”に関しては、相手の後衛の選手は園田より上だと思いました。連続攻撃だったら園田が全然上なんですけど、本当に、一発のスマッシュが素晴らしい。小川選手も、器用にハーフを使ってきたので、すごくいいペアだなと思います。

終盤まで競った形にはなりましたが、気持ちの余裕はありましたし、こうやって1回競った試合をしたことで、次に競ったときにいつも通りのプレーができると思うので、そこはプラスに考えていきたいです」

園田「相手から(勝ちたい)気持ちが伝わってきました。120パーセントの力を出してきたんじゃないかな。気持ち次第で、ああいうプレーができるんだということを再確認しました。(1ゲーム目で競ったのは)向こうが前に前にと詰めてきて、こちらが引いてしまった部分がありました。明日は、自分たちが相手のような形で、先手先手で、自分から気持ちを出して行きたいです。(嘉村選手に、「園田より上」といわれたことに関して)本当にそうだと思います。手が長くて、すごい角度からくるのが何本かあったので。一発に関しては、全然自分より上でしたね」

 

取材・構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

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