バドミントンの日本一を決める「第73回全日本総合選手権」が、11月26日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開幕した。各世代のトップ選手が集結して争われるこの大会は、12月1日(日)に決勝戦が行なわれ、今年の日本王者が決定する。大会初日は各種目の予選トーナメントが実施され、熱戦を勝ち抜いた選手・ペアが本選出場を決めている。
日本B代表選手らも予選からの出場となる全日本総合。女子シングルスでは、今年の日本ランキングサーキット優勝を果たしているB代表の髙橋明日香(ヨネックス/上写真)が登場し、予選2試合を勝利して本戦進出の切符を手にした。また、8月の秋田マスターズ(Super100)準優勝の鈴木温子(アメリカンベイプ岐阜)や、予選の初戦で仲井由希乃(再春館製薬所)を下した大家夏稀(NTT東日本)なども本戦進出を決めている。
混合ダブルスでは、日本B代表の緑川大輝(早稲田大)/齋藤夏(ACT SAIKYO/上写真・右)が2連勝を飾り予選を突破したほか、井上拓斗/岩永鈴(日本ユニシス)、三橋健也(日本大)/松田蒼(日本ユニシス)、竹内義憲(日立情報通信エンジニアリング)/加藤美幸(ACT SAIKYO)なども本戦へと駒を進めた。
また、男子シングルスでは全国上位の実績もある丸尾亮太郎(日立情報通信エンジニアリング)、男子ダブルスでは高校3年生の熊谷翔/藤澤佳史(聖ウルスラ学院英智高)などが勝ち抜いている。
初日で各種目の予選通過選手・ペアが決定し、明日11月27日から各種目1回戦がスタートする。予選を通過した選手・ペアは以下の通り。
【男子シングルス】
丸尾亮太郎(日立情報通信エンジニアリング)、田中佑貴(龍谷大)、常塚光(三菱自動車京都)、馬場湧生(NTT東日本)、三枝力起(コンサドーレ)、小本大佑(NTT東日本)、藤井湧也(宇部興産)、秦野陸(埼玉栄)
【女子シングルス】
髙橋明日香(ヨネックス)、鈴木温子(アメリカンベイプ岐阜)、大家夏稀(NTT東日本)、永井瀬雰(NTT東日本)、明地七海(北都銀行)、十河茉由(日立化成)
【男子ダブルス】
森田浩平/間瀬亮介(東海興業)、小倉由嵩/三橋健也(日本大)、塚本好喜(日立情報通信エンジニアリング)/野村拓海(法政大)、光島理貴/緒方友哉(日本大)、大関修平/本田尚人(大同特殊鋼)、西豊/高橋歩夢(NAGAI)、武井優太/遠藤彩斗(明治大)、熊谷翔/藤澤佳史(聖ウルスラ学院英智高)、大越泉/三浦將誓(コンサドーレ)
【女子ダブルス】
曽根夏姫/保原彩夏(ヨネックス)、新玉美郷/川島里羅(NTT東日本)、石橋麻美子/佐藤杏(日立化成)、重田美空/中村麻裕(ACT SAIKYO)、鈴木温子/山口ソヨカ(アメリカンベイプ岐阜)、大関令奈/大石悠生(筑波大)、牟田香菜子/野田千遥(百十四銀行)、小野菜保/福本真恵七(再春館製薬所)、髙橋明日香/水津優衣(ヨネックス)
【混合ダブルス】
鈴木大裕(東北マークス)/今井優歩(ACT SAIKYO)、岡村洋輝/星千智(日本ユニシス)、仁平澄也/上杉夏美(明治大)、緑川大輝(早稲田大)/齋藤夏(ACT SAIKYO)、三橋健也(日本大)/松田蒼(日本ユニシス)、井上拓斗/岩永鈴(日本ユニシス)、竹内義憲(日立情報通信エンジニアリング)/加藤美幸(ACT SAIKYO)
初日(11月26日)
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記者会見(11月25日)
桃田賢斗、園田啓悟、嘉村健士のコメントはこちら
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳