11月19日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれた香港OPの結果などが反映され、順位に変動があった。
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【男子ダブルス】
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ギデオン(上写真・右)/スカムルヨ(インドネシア)が10万ポイント超えで首位を独走。同国のライバル、セティアワン/アッサン、李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)が続く。
1〜6位は変わらず、園田啓悟/嘉村健士が4位、遠藤大由/渡辺勇大が6位をキープ。続く7位には、香港OP優勝の催率圭(チェ・ソルギュ)/徐承宰(ソ・スンジェ/韓国)が6ランクアップと一気に浮上。日本勢としては、食われないように警戒しておきたい。
日本勢3番手の保木卓朗/小林優吾は14位をキープ。4番手の井上拓斗/金子祐樹は2ランクダウンの24位。これ以上は順位を下げないように、踏ん張りどころだ。
古賀輝/齋藤太一(32位)、竹内義憲/松居圭一郎(41位)は、ともに1ランクアップ。ポイントを重ねながら、着実に順位を上げていきたい。
【女子ダブルス】
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陳清晨(上写真・右)/賈一凡(中国)が首位に返り咲き、福島由紀/廣田彩花が2位に後退。日本勢が久々に首位を明け渡した。
3位は松本麻佑/永原和可那、4位は髙橋礼華/松友美佐紀と変わらず。勢いに乗る韓国ペア、李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン/5位)、金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/6位)に追いつかれないようにしたい。
10位以下に順位変動があり、張藝娜(ジャン・イェナ)/金慧麟(キム・ヘリン/13位)、鄭景銀/ベク・ハナ(15位)と、韓国の2ペアがそれぞれ4ランクアップ。韓国ペアは15位以内に、日本と同じく4ペアがランクイン。ペアの組み替えが馴染んで、日本を脅かす存在になってきた。
その2ペアと近い順位にいるのが、志田千陽/松山奈未(14位)、櫻本絢子/髙畑祐紀子(16位)。ともに競い合いながら力をつけていきそうだ。
【混合ダブルス】
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11万ポイント超えの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)、10万ポイント超えの王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と、中国のワンツーは変わらず。続く3位は、香港OPで2連覇を飾った渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗。混合ダブルスは、11位まで変動がなかった。
日本勢2番手は、2ランクアップして22位となった金子祐樹/松友美佐紀。1ランクダウンの24位となった保木卓朗/永原和可那と入れ替わった。4番手の権藤公平/栗原文音(35位)は3ランクアップ。山下恭平/篠谷菜留に続く6番手に、高校卒1年目の緑川大輝/齋藤夏が7ランクアップの78位で食い込んできた。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO