11月15日に鹿児島県指宿市(指宿総合体育館)で開幕した『JTB S/JリーグⅡ2019』は、16日に大会2日目が行なわれた。男女8チームによる2複1単の総当たりリーグ戦は、3日間の短期決戦。チーム力やオーダーなどの駆け引きが試される戦いだ(男子ダイジェストはこちら)。
今季は、毎年2月に開催されるS/Jリーグ最下位とS/JリーグⅡ優勝チームによる入替戦を実施しないため、S/JⅡを制したチームがそのままトップカテゴリーのS/Jリーグに自動昇格する。1勝の重みがより増した激しいバトル。ここでは、女子のダイジェストをお伝えしよう。
【女子ダイジェスト】
昨季はS/Jリーグで厳しい戦いを経験した日立化成。S/JリーグⅡではV候補の筆頭となったが、その実力をしっかり示して5連勝を飾った。初日2勝を挙げて勢いに乗った日立化成は、2日目の3試合も3−0で勝ち抜き連勝。5戦目の三菱電機戦は、第1ダブルスのエース・本田恵利奈(上写真・右)/清水望がテンポよく攻め立て2−0で勝利をつかむと、シングルスの舟橋佳歩もファイナル勝負の末に白星を奪取。これでチームの勝利を確定させた日立化成は、続く第2ダブルスも大接戦の末に逆転勝利を飾り、無傷の5連勝で最終日を迎える。
この日立化成を追走するのは、同じく5連勝のPLENTY GLOBAL LINX(プレンティグローバルリンクス)。4試合が2−1での勝利となったが、前回2位に入った総合力の高さを示して白星を並べた。PLENTY GLOBAL LINXは、3日目の第1試合で百十四銀行、第2試合(最終戦)では日立化成との直接対決に挑む。
3位は3勝2敗で三菱電機と丸杉が並んだものの、マッチ率の差で上回った三菱電機。4位は今季S/JリーグⅡ初参戦の丸杉がつけている。昨季3位だった百十四銀行は1勝4敗で6位。白星が噛み合わず思わぬ苦戦が続いている。
■女子順位
1位 日立化成(5勝0敗)
2位 PLENTY GLOBAL LINX(5勝0敗)
3位 三菱電機(3勝2敗)
4位 丸杉(3勝2敗)
5位 東海興業(2勝3敗)
6位 百十四銀行(1勝4敗)
7位 JR北海道(1勝4敗)
8位 Cheerful鳥取(0勝5敗)
勝敗が同じの場合は、マッチ率、ゲーム率の差による。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/江見洋子