11月14日に開催されたBWFワールドツアー・香港OP(Super500)3日目は、各種目の2回戦が行なわれた。
4ペアすべてが1回戦を勝ち抜いた女子ダブルス。そのうち2回戦を突破したのは、世界女王の松本麻佑/永原和可那(上写真・右)と髙橋礼華/松友美佐紀の2ペア。松本/永原はタイのサプリシー/プティタ(タイ)を2−0で下すと、髙橋/松友もオランダペアを11本、8本のストレートで退けて準々決勝に勝ち進んだ。今週世界ランク1位に返り咲いた福島由紀/廣田彩花は、韓国の鄭景銀(ジュン・キュンユン)/ベク・ハナに0−2で敗れ、櫻本絢子/髙畑祐紀子も同じく韓国ペアに敗戦し2回戦突破はならなかった。
女子シングルスは山口茜、奥原希望の2選手が勝利。大堀彩との日本人対決となった山口は、第1ゲーム23-21で制すると、第2ゲームを13本に抑えてベスト8入り。奥原はタイの2番手選手を2−0で退けて、順当に2回戦を勝ち抜いた。
4ペアが2回戦に勝ち残った混合ダブルスは、渡辺勇大/東野有紗がインドのランキレッディ/ポンナッパを19本、12本の2−0ストレートで退けて準々決勝に進出。金子祐樹/松友(上写真・左)は、デンマークOPとフランスOP(ともにSuper750)を連続制覇したジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)をファイナル勝負の末に下し、ベスト8入りを果たしている。
男子ダブルスは、遠藤大由/渡辺勇大が、8月の秋田マスターズ(Super100)を制している張楠(ツァン・ナン)/欧烜屹(オウ・シュアンイ)を2−0で下してベスト8を決めたものの、久々に初戦突破した保木卓朗/小林優吾は、キケンのため2回戦止まりとなった。
2回戦の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。
▼2回戦(11月14日)
【女子シングルス】
髙橋沙也加●1〔9−21、21−17、10−21〕②陳雨菲(中国)38分
奥原希望②〔21−16、21−10〕0●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)38分
山口 茜②〔23−21、21−13〕0●大堀彩40分
【男子ダブルス】
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−18、21−8〕0●張楠/欧烜屹(中国)38分
保木卓朗/小林優吾●〔キケン〕○李俊慧/劉雨辰(中国)
【女子ダブルス】
松本麻佑/永原和可那②〔21−14、21−19〕0●サプシリー/プティタ(タイ)43分
髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−11、21−8〕0●ピキ/セイネン(オランダ)29分
櫻本絢子/髙畑祐紀子●0〔17−21、14−21〕②張藝娜/金慧麟(韓国)56分
福島由紀/廣田彩花●0〔19−21、14−21〕②鄭景銀/ベク・ハナ(韓国)49分
【混合ダブルス】
金子祐樹/松友美佐紀②〔13−21、21−19、21−16〕1●ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)46分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−19、21−12〕0●ランキレッディ/ポンナッパ(インド)42分
保木卓朗/永原和可那●0〔15−21、13−21〕②徐承宰/蔡侑玎(韓国)28分
権藤公平/栗原文音●0〔14−21、8−21〕②ゴーSH/ライSJ(マレーシア)30分
▼準々決勝(11月15日)
【男子シングルス】
諶龍(中国) ― スリカンス・キダムビ(インド)
李卓耀(香港) ― ビクター・アクセルセン(デンマーク)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア) ― アンダース・アントンセン(デンマーク)
周天成(台湾) ― アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
【女子シングルス】
奥原希望 ― ラチャノック・インタノン(タイ)
ベイウェン・ツァン(アメリカ) ― ルセルリ・ハルタワン(インドネシア)
山口茜 ― ブサナン・ンバルンパン(タイ)
陳雨菲(中国) ― 何冰嬌(中国)
【男子ダブルス】
セティアワン/アッサン(インドネシア) ― ボー/ピーターセン(デンマーク)
李俊慧/劉雨辰(中国) ― A・チア/ソーWY(マレーシア)
遠藤大由/渡辺勇大 ― ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)
催率圭/徐承宰(韓国) ― オンYS/テオEY(マレーシア)
【女子ダブルス】
髙橋礼華/松友美佐紀 ― 張藝娜/金慧麟(韓国)
陳清晨/賈一凡(中国) ― フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)
李紹希/申昇瓚(韓国) ― 鄭景銀/ベク・ハナ(韓国)
松本麻佑/永原和可那 ― 李茵暉/杜玥(中国)
【混合ダブルス】
鄧俊文/謝影雪(香港) ― 何濟庭/杜玥(中国)
デチャポル/サプシリー(タイ) ― ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
金子祐樹/松友美佐紀 ― ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)
渡辺勇大/東野有紗 ― 徐承宰/蔡侑玎(韓国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO