11月12日にBWFワールドツアー・香港OP(Super500/九龍)が開幕した。今季のワールドツアーS500以上の大会では、この香港OPが最終戦。ここでの結果は、12月11日から15日まで行なわれるワールドツアーファイナルズ(中国・広州)の出場権獲得に影響するため、WTランキングのボーダー付近にいる選手たち(出場枠は各種目8選手/ペア。世界選手権優勝者はすでに出場権を獲得)にとっては、ここで上位成績を残したいところだ。
大会初日となった12日は、各種目予選と混合ダブルス1回戦が行なわれた。
日本勢は混合ダブルスの保木卓朗/永原和可那(上写真・手前)、権藤公平/栗原文音が1回戦に登場。保木/永原は世界ランク16位のアーマド/カンドウ(インドネシア)を20本、18本で退けて初戦を突破すると、権藤公平/栗原文音もカナダペアをファイナルゲーム19本で制し2回戦へ。上位大会での連敗が続いていた権藤/栗原は、ようやく白星をつかんで勝ち進んだ。
なお、大会2日目となる13日も各種目の1回戦が行なわれるが、男子シングルスで前週の福州中国OP(Super750)を制した桃田賢斗は、1回戦をキケンしている。
初日の結果、2日目の対戦カードは以下の通り。
▼1回戦(11月12日)
【混合ダブルス】
保木卓朗/永原和可那②〔22−20、21−18〕0●アーマド/カンドウ(インドネシア)34′
権藤公平/栗原文音②〔21−19、15−21、21−19〕1●ハールバード・ユ/ウー(カナダ)47′
▼1回戦(11月13日)
【男子シングルス】
常山幹太 ― 周天成(台湾)
西本拳太 ― パルパリ・カシャップ(インド)
桃田賢斗 ●キケン○ スリカンス・キダムビ(インド)
【女子シングルス】
髙橋沙也加 ― ネスリハン・イギット(トルコ)
奥原希望 ― 張雁宜(香港)
山口茜 ― ソニア・チア(マレーシア)
大堀彩 ― カースティ・ギルモア(スコットランド)
【男子ダブルス】
古賀輝/齋藤太一 ― アリャ・パンカリャニラ/サントソ(インドネシア)
遠藤大由/渡辺勇大 ― 譚強/何濟庭(中国)
園田啓悟/嘉村健士 ― 催率圭/徐承宰(韓国)
井上拓斗/金子祐樹 ― 李俊慧/劉雨辰(中国)
保木卓朗/小林優吾 ― シェティ/ランキレッディ(インド)
【女子ダブルス】
櫻本絢子/髙畑祐紀子 ― ハリス/プラディプタ(インドネシア)
松本麻佑/永原和可那 ― ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
髙橋礼華/松友美佐紀 ― 程琪雅/李芷蓁(台湾)
福島由紀/廣田彩花 ― 吳芷柔/袁倩瀅(香港)
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗 ― 楊銘諾/吳芷柔(香港)
金子祐樹/松友美佐紀 ― 徐承宰/申昇瓚(韓国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO