11月6日に開催されたBWFワールドツアー・福州中国OP(Super750/福州)2日目は、各種目1回戦の残り半分が行なわれた。
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日本勢は前日に引き続き5種目に登場。男子シングルスの西本拳太は、デンマークのベテラン選手、H・K・ヴィテンフスに2−1で勝利を飾り2回戦に進出した。また、女子シングルスの大堀彩(上写真)も、中国の若手・韓悦(ハン・ユェ)に、こちらもファイナル勝負の末に下して初戦を突破している。
3ペアが1回戦を戦った混合ダブルスは、世界ランク3位の渡辺勇大/東野有紗が、ドイツペアを2−0で退けて2回戦に進出したものの、権藤公平/栗原文音、保木卓朗/永原和可那はそれぞれ0−2で敗戦。権藤/栗原は上位大会で初戦の壁をなかなか打ち破れず、苦しい戦いが続いている。
男子ダブルス、女子ダブルスはそれぞれ日本人対決が行なわれた。園田啓悟/嘉村健士と井上拓斗/金子祐樹の勝負は、第1ゲームを井上/金子が制してみせたが、第2ゲーム、最終ゲームは園田/嘉村が奪い返して逆転勝利。福島由紀/廣田彩花と櫻本絢子/髙畑祐紀子の対決は、2−1で下した福島/廣田に軍配があがった。
女子シングルス・世界ランク4位の山口茜(上写真・右)は、マレーシア選手に0−2で敗れ初戦敗退となった。第1ゲームを19本で落とした山口は、続く第2ゲームも16-21。前回のフランスOP(Super750)では、久々にベスト4入りを果たして復調気配を見せた山口だったが、その勢いを生かせず。不調のトンネルから抜け出せずにいる。
2日目の結果、2回戦の対戦カードは以下の通り。
▼1回戦(11月6日)
【男子シングルス】
西本拳太②〔14−21、21−13、21−11〕1●H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)59分
【女子シングルス】
山口茜●0〔19−21、16−21〕②ソニア・チア(マレーシア)37分
大堀彩②〔15−21、21−19、21−7〕1●韓悦(中国)61分
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士②〔12−21、21−18、21−14〕1●井上拓斗/金子祐樹58分
【女子ダブルス】
福島由紀/廣田彩花②〔21−18、10−21、21−8〕1●櫻本絢子/髙畑祐紀子71分
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗②〔21−13、21−9〕0●ラムスフス/ハートリッチ(ドイツ)59分
権藤公平/栗原文音●0〔10−21、17−21〕②任翔宇/周超敏(中国)31分
保木卓朗/永原和可那●0〔17−21、19−21〕②ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)32分
▼2回戦(11月7日)
【男子シングルス】
桃田賢斗 ― リー・ジジャ(マレーシア)
西本拳太 ― 周天成(台湾)
【女子シングルス】
奥原希望 ― ニチャオン・ジンタポル(タイ)
大堀 彩 ― 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士 ― ゴーSF/イズッディン(マレーシア)
遠藤大由/渡辺勇大 ― シェティ/ランキレッディ(インド)
【女子ダブルス】
松本麻佑/永原和可那 ― 董文静/馮雪穎(中国)
髙橋礼華/松友美佐紀 ― G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)
福島由紀/廣田彩花 ― 許雅晴/胡綾芳(台湾)
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗 ― 任翔宇/周超敏(中国)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO