【福州中国OP2019】世界ランク1位の桃田賢斗&奥原希望、松本&永原が白星発進!<初日結果>

11月5日にBWFワールドツアー・福州中国OP(Super750/福州)が開幕した。Super500以上の大会も、今年は残すところ今大会と香港OP(Super500/11月12日開幕)のみ。これらの結果は、来年4月末までの東京五輪レースはもちろん、今年12月に開催されるワールドツアーファイナル(中国・広州/WTランク上位8名・ペアが選抜)の出場権獲得にも影響が出てくる。世界ランキングの高ポイントが期待できるWTファイナルのボーダーライン付近にいる選手にとっては、この2大会が正念場だ。

多くの日本代表は先週末に北海道・札幌で開幕した「JTB S/Jリーグ2019」に参戦。大会後にそのまま中国へと乗り込んでいる。高レベルの福州中国OP初日は1回戦の半分が行なわれ、連戦で疲労が溜まる中、代表選手たちはしっかり結果を残した。

男子シングルスは、S/Jリーグでもチームの白星に貢献した桃田賢斗(上写真)が、マレーシア選手と対戦。第1ゲーム21-17で桃田が制すと、第2ゲームは相手選手がキケン。これにより、桃田が2回戦進出を決めた。同じく男子シングルスの常山幹太は、ビクター・アクセルセン(デンマーク)との勝負に挑み、第1ゲーム15―21で先制を許す。第2ゲームは19-18としたものの、最後はアクセルセンに3連続ポイントを奪われ敗戦。悔しい初戦敗退となった。

女子ダブルスは松本麻佑/永原和可那(上写真・左)、髙橋礼華/松友美佐紀の2ペアが登場し、どちらも白星を奪取。日本人選手として山口茜以来の女子シングルス世界ランキング1位に輝いている奥原希望も、中国選手を2−0のストレートで破り初戦を突破した。

一方、女子シングルスの髙橋沙也加は、10月後半のフランスOP(Super750)優勝を果たした韓国のホープ、アン・セヨンに17本、16本で屈して初戦負け。8月の世界選手権準優勝以降は苦戦が続く男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾も、中国ペアにファイナル勝負16本で敗れ2回戦進出はならなかった。

初日の結果、2日目の対戦カードは以下の通り。

▼1回戦(11月5日)

【男子シングルス】

桃田賢斗○〔21−17、キケン〕●ダレン・リュウ(マレーシア)22分

常山幹太●0〔15−21、19−21〕②ビクター・アクセルセン(デンマーク)44分

【女子シングルス】

奥原希望②〔21−16、21−6〕0●陳曉欣(中国)40分

髙橋沙也加●0〔17−21、16−21〕②アン・セヨン(韓国)39分

世界ランク1位の奥原希望が2−0で初戦を突破

【男子ダブルス】

保木卓朗/小林優吾●1〔21−19、16−21、16−21〕②韓呈愷/周昊東(中国)68分

遠藤大由/渡辺勇大②〔24−22、21−13〕0●パンカリャニラ/サントソ(インドネシア)44分

【女子ダブルス】

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−9、21−6〕0●ハリス/プラディプタ(インドネシア)35分

松本麻佑/永原和可那②〔21−15、21−14〕0●デリュー/パレルモ(フランス)41分

【混合ダブルス】

金子祐樹/松友美佐紀●1〔13−21、21−16、15−21〕②リバルディ/メンタリ(インドネシア)48分

▼1回戦(11月6日)

【男子シングルス】

西本拳太 ― H・K・S・ヴィテンフス(デンマーク)

【女子シングルス】

山口茜 ― ソニア・チア(マレーシア)

大堀彩 ― 韓悦(中国)

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士 ― 井上拓斗/金子祐樹

【女子ダブルス】

福島由紀/廣田彩花 ― 櫻本絢子/髙畑祐紀子

【混合ダブルス】

権藤公平/栗原文音 ― 任翔宇/周超敏(中国)

保木卓朗/永原和可那 ― ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)

渡辺勇大/東野有紗 ― ラムスフス/ハートリッチ(ドイツ)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2019/11/05

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