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【フランスOP2019】日本勢は決勝進出ならず。山口茜は韓国の17歳に苦杯…<準決勝結果>

10月26日に開催されたBWFワールドツアー・フランスOP(Super750)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

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4種目でベスト4進出を決めていた日本勢は、準決勝で苦しい戦いが続く。2ペアが勝ち上がっていた女子ダブルスは、世界女王の松本麻佑/永原和可那が、韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)と対戦。第1ゲームを15-21で失った松本/永原は、第2ゲーム16本で奪い返してファイナルゲームに持ち込む。なんとか逆転勝利につなげたい日本ペアだったが、中盤10-12から点差を広げられ、最後は14-21で敗戦。決勝進出はならなかった。

ベスト4に終わった松本麻佑(前)/永原和可那。中国OPから4大会連続で韓国のペアに敗れている

デンマークOPに続くベスト4進出を果たしていた福島由紀/廣田彩花は、同じく韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)と激突。過去の対戦では4連勝中の相手に対して、第1ゲームを17-21で落とした福島/廣田。第2ゲームは8連続失点などで相手に先行されると、後半の追い上げは実らず16-21。韓国の壁に阻まれ、2大会連続のベスト4となった。

女子シングルスの準決勝に登場した山口茜(上写真)。久々に上位進出を果たして優勝に近づいていたが、その前に立ちはだかったのが韓国の17歳、アン・セヨン。東京五輪をめざす若い才能を前に、山口は第1ゲームで先行を許して17-21で落とす展開。第2ゲームは、取っては取られのシーソーゲームとなったが、20オールの接戦を最後に抜け出したのは韓国のアン。山口は21-23で敗れたが、久々の上位成績を残して欧州遠征を終えている。

男子ダブルスは遠藤大由/渡辺勇大(手前)が、インドのシェティ/ランキレッディ(インド)との勝負に挑んだ。ワールドツアー・上位大会での優勝経験を持つ若手ペアに対して、遠藤/渡辺は11-21で第1ゲームを失うと、ポイントの奪い合いになった第2ゲームも23オールから2連取を許して敗戦。決勝進出はならなかった。

混合ダブルスでは、第一人者の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)に渡辺勇大/東野有紗が挑戦。第1ゲームを中国ペアが、第2ゲームを日本ペアが取り合い迎えた最終ゲーム。渡辺/東野は相手に先行を許しながらも、なんとか食らいついて15オールの接戦。しかし、ここから4連続ポイントで引き離した中国ペアが、最後は渡辺/東野の追走を振り切って勝利。渡辺/東野はベスト4に終わった。

準決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。

▼準決勝(10月27日)

【男子シングルス】

諶龍(中国)②〔21−19、21−18〕0●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)44分

ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔7−21、22−20、21−19〕1●ビクター・アクセルセン(デンマーク)81分

【女子シングルス】

アン・セヨン(韓国)②〔21−17、23−21〕0●山口茜51分

キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−16、21−9〕0●戴資穎(台湾)35分

今季一気にブレークしたアン・セヨン(韓国)が山口に勝利。Super750などの上位大会では初の決勝進出を決めた

【男子ダブルス】

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−18、23−21〕0●廖敏竣/蘇敬恒(台湾)43分

シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−11、25−23〕0●遠藤大由/渡辺勇大50分

【女子ダブルス】

金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−15、16−21、21−14〕1●松本麻佑/永原和可那73分

李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−17、21−16〕0●福島由紀/廣田彩花56分

福島由紀/廣田彩花(右)は相性の良かった韓国ペアに0−2で敗戦

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−12、12−21、21−16〕1●渡辺勇大/東野有紗59分

ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−19、21−12〕0●C・アドコック/G・アドコック(イングランド)35分

▼決勝戦(10月27日)

【男子シングルス】

諶龍(中国) ― ジョナタン・クリスティ(インドネシア)

【女子シングルス】

キャロリーナ・マリーン(スペイン) ― アン・セヨン(韓国)

【男子ダブルス】

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) ― シェティ/ランキレッディ(インド)

【女子ダブルス】

金昭英/孔熙容(韓国) ― 李紹希/申昇瓚(韓国)

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国) ― ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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