10月25日に開催されたBWFワールドツアー・フランスOP(Super750)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
3日目の結果はこちら
松本麻佑/永原和可那、福島由紀/廣田彩花の世界選手権ファイナリストが勝ち残った女子ダブルス。松本/永原は中国の若手ペアと対戦し、第1ゲームこそ22-20と接戦となったが、第2ゲームは21-17に抑えて勝利。デンマークOP(Super750)に続き、2大会連続ベスト4進出を決めた。同じく、前回のデンマークOPでベスト4の福島/廣田も、台湾ペアを11本、7本に封じて快勝。こちらもしっかりベスト4入りを決めた。
男子ダブルスは、遠藤大由(上写真・手前)/渡辺勇大が中国の1番手、李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)と激突。第1ゲームを先制したのは遠藤/渡辺。21-12で勢いよく奪うと、第2ゲームは落としたものの、最終ゲームを21-9で圧倒して準々決勝を突破。難敵を下して上位進出を決めた。
園田/嘉村は、日本のS/Jリーグでも活躍した廖敏竣(リャオ・ミンチュン)/蘇敬恒(スー・チンヘン/台湾)と対戦。第1ゲームを12-13から6連続失点で抜け出された園田/嘉村は、第2ゲームも中盤までの競り合いから再び連続失点。15-21で敗れ、ベスト4入りはならなかった。
混合ダブルスでは渡辺勇大/東野有紗(上写真・左)がイングランドペアに2−0で快勝するも、保木卓朗/永原和可那はベテランのC・アドコック/G・アドコック(イングランド)にファイナル勝負の末に敗れて準々決勝敗退。女子シングルスの山口茜は、中国の何冰嬌(中国/へ・ビンジャオ)と対戦し、第1ゲームを奪った後の第2ゲーム、相手のキケンにより白星をつかみ準決勝進出を決めた。
男子シングルス5大会連続優勝の桃田賢斗は、ライバルと認めるインドネシアのアンソニー・S・ギンティンとの勝負に挑んだ。前週のデンマークOPで5試合を戦っている桃田は、欧州遠征で8試合目となる試合に挑み、第1ゲーム10本で失うと、第2ゲームも接戦の末に19-21で敗戦。6大会連続優勝はならなかった。
準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。
▼準々決勝
【男子シングルス】
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔21−10、21−19〕0●桃田賢斗43分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔17−21、21−19、21−16〕1●アンダース・アントンセン(デンマーク)82分
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−17、21−16〕0●伍家朗(香港)44分
諶龍(中国)②〔21−19、21−12〕0●シェザ・ヘレン・ルスタビト(インドネシア)44分
【女子シングルス】
アン・セヨン(韓国)②〔22−20、23−21〕0●サイナ・ネワール(インド)49分
戴資穎(台湾)②〔21−16、24−26、21−17〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)75分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−18、17−21、21−14〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)74分
山口茜○〔21−13、キケン〕●何冰嬌(中国)13分
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔23−21、21−14〕0●韓呈愷/周昊東(中国)31分
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−13、22−20〕0●アストルップ/ラスムセン(デンマーク)39分
遠藤大由/渡辺勇大②〔21−12、18−21、21−9〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)60分
廖敏竣/蘇敬恒(台湾)②〔21−14、21−15〕0●園田啓悟/嘉村健士38分
【女子ダブルス】
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−11、21−6〕0●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)36分
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−16、21−12〕0●陳清晨/賈一凡(中国)47分
松本麻佑/永原和可那②〔22−20、21−17〕0●劉玄炫/夏玉婷(中国)48分
福島由紀/廣田彩花②〔21−11、21−7〕0●許雅晴/胡綾芳(台湾)36分
【混合ダブルス】
ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−14、21−7〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)28分
C・アドコック/G・アドコック(イングランド)②〔21−18、17−21、21−15〕1●保木卓朗/永原和可那59分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−17、20−22、21−19〕1●ラーン/ピーフ(イングランド)79分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−14、20−22、21−12〕1●タンKM/ライPJ(マレーシア)51分
▼準決勝(10月26日)
【男子シングルス】
諶龍(中国) ― アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)
ビクター・アクセルセン(デンマーク) ― ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
【女子シングルス】
山口 ― アン・セヨン(韓国)
戴資穎(台湾) ― キャロリーナ・マリーン(スペイン)
【男子ダブルス】
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) ― 廖敏竣/蘇敬恒(台湾)
遠藤大由/渡辺勇大 ― シェティ/ランキレッディ(インド)
【女子ダブルス】
松本麻佑/永原和可那 ― 金昭英/孔熙容(韓国)
福島由紀/廣田彩花 ― 李紹希/申昇瓚(韓国)
【混合ダブルス】
渡辺勇大/東野有紗 ― 鄭思維/黄雅瓊(中国)
C・アドコック/G・アドコック(イングランド) ― ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO