10月22日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれたデンマークOP(Super750)や、下位大会の結果が反映され、ランキング上位陣や日本選手に順位変動があった。
【男子シングルス】
世界王者・桃田賢斗が、11万ポイント超えで首位を独走している。7月のジャパンOP(S750)から先週のデンマークOPまで、5大会連続優勝という強さが数字にも表れている。2位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)とは2万9570ポイント差。5種目中、1位と2位が最も離れているのが男子シングルスだ。
続く3位と4位は、中国の石宇奇(シー・ユーチー)と諶龍(チェン・ロン)。5位と6位は、デンマークのアンダース・アントンセンとビクター・アクセルセン。7位と8位は、インドネシアのジョナタン・クリスティとアンソニー・S・ギンティン。東京五輪に向けて、同国の選手が火花を散らしている。
日本勢の2番手は13位の西本拳太。同チームの後輩、常山幹太が15位につけており、こちらも熾(し)烈な争いが続いている。4番手以降は、高校卒3年目の渡邉航貴(38位)が一歩リード。高校3年生の奈良岡功大が、ドバイ国際(IC)優勝のポイントを重ねて13ランクアップの64位と勢いをつけて、日本勢6番手に浮上している。
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【女子シングルス】
戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)が1位をキープ。続く2位の山口茜、一つ順位を上げて3位につけた奥原希望(上写真)、4位の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)までが、9万ポイント台。わずか2080ポイント差の中にひしめいている。
なお、右ヒザの大ケガから本格復帰し、9月の中国OP(S1000)でも優勝を飾ったキャロリーナ・マリーン(スペイン)は、6ランクアップの17位。デンマークOPでもベスト4に入っており、トップ10へと着実に近づいている。
日本勢3番手の髙橋沙也加は、一つ順位を上げて10位に。続く4番手の大堀彩は、6ランクアップの20位。さらにポイントを重ねて、10位台に入っておきたい。
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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO