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【世界ジュニア2019】郡司莉子が優勝!ジュニアの頂点に君臨!<個人戦決勝戦>

10月13日に開催された世界ジュニア2019(ロシア・カザン)個人戦最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。

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日本からは女子シングルスの郡司莉子(上写真)が、頂点を決める決勝の舞台に進出。同種目では、2014年に山口茜(現・再春館製薬所)が優勝を果たして以来、5年ぶりの頂上決戦に駒を進めた。その郡司の対戦相手は、7月のアジアジュニア選手権で優勝を飾ってる中国の周萌(ツォウ・メン)。初戦から決勝戦まで、すべて2−0のスコアで勝ち上がっていた。

第1ゲームを先制したのは郡司だ。前半7−2とリードした後は、そのまま点差を離しながら試合を進めて21-13。優勝に王手をかける。しかし、第2ゲームはアジア女王に7連続ポイントを許すなどして、12-21で1−1のタイに戻された。

世界一がかかった最終ゲーム、前半は9−8とした郡司だったが、ここから5連続得点で一気にリードを奪うと、その後も得点を重ねて周萌を突き放す。18-10と大きく点差を広げた郡司は、相手の追い上げを振り切って21-14で勝利。高校2年生の郡司が、見事世界ジュニアのタイトルをつかみとった。

このほか、男子シングルスでは、タイのクンラビット・ビティサランが、欧州から唯一決勝へと勝ち上がってきたクリスト・ポポフ(フランス)に2−0で快勝し、世界ジュニア3連覇を達成。女子ダブルス、混合ダブルスは中国ペアが優勝を飾り、男子ダブルスはインドネシアのカルランド/マーティンが、前回の王者である王昶(ワン・チャン)/邸子健(ディ・ジージァン)を2−0で下して頂点に輝いている。

男子ダブルスで銅メダルを手にした川本拓真(右)/河村翼
女子ダブルスで銅メダルを獲得した鈴木陽向(左)/大澤佳歩

決勝の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔21−8、21−11〕0●クリスト・ポポフ(フランス)36分

【女子シングルス】

郡司莉子(日本)②〔21−13、12−21、21−14〕1●周萌(中国)54分

【男子ダブルス】

カルナンド/マーティン(インドネシア)②〔21−19、21−18〕0●王昶/邸子健(中国)41分

【女子ダブルス】

林芳靈/周芯如(中国)②〔22−20、11−21、21−14〕1●クスマ/プラティウィ(インドネシア)66分

【混合ダブルス】

馮彥哲/林芳靈(中国)②〔21−17、21−17〕0●カルナンド/ジャミル(インドネシア)44分

▼日本選手団

【男子】川本拓真、河村翼(埼玉栄高③)熊谷翔、藤澤佳史(聖ウルスラ学院英智高③)稲光翔太郎(ふたば未来学園高②)内野陽太、柴田拓実(埼玉栄高②)西大輝(乙訓高②)武井凜生(ふたば未来学園高①)

【女子】鈴木陽向、大澤佳歩、宮﨑淳美(埼玉栄高③)内山智尋(ふたば未来学園高③)栗原あかり(西武台千葉高③)大竹望月(青森山田高③)郡司莉子(八代白百合学園高②)廣上瑠依(ふたば未来学園高②)杉山薫(ふたば未来学園高①)

【団長】長谷川博幸【総監督】友金幸雄【男子コーチ】リー・ワンワー、本多裕樹【女子コーチ】明神憲一、井田貴子【映像分析】萩森涼【トレーナー】竹下ひとみ

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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