9月27日に開催されたBWFワールドツアー・韓国OP(仁川/Super500)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
3日目の結果はこちら
男子シングルスは、中国OP(Super1000)優勝の桃田賢斗(写真)がマレーシアの若手・リー・ジジャから15本、19本で勝利をつかみ、順当に準決勝へ。女子シングルスは髙橋沙也加、奥原希望が上位をねらったものの、髙橋はラチャノック・インタノン(タイ)に、奥原はカナダのミシェル・リーに敗れて準々決勝敗退となった。
男子ダブルスで準々決勝に勝ち残った園田啓悟/嘉村健士は、デンマークのボー/ピーターセン(デンマーク)と対戦した。ペア歴は浅いベテラン2人に対して、園田/嘉村は第1ゲームを21-13で先制。第2ゲームは7-12と先行を許す展開となったが、ここから5連続得点などで15-13と逆転。そのまま終盤で振りきり、園田/嘉村が7月のジャパンOP(Super750)以来となるベスト4進出を決めた。
3ペアがベスト8入りしている女子ダブルスは、櫻本絢子/髙畑祐紀子と志田千陽(写真手前)/松山奈未のB代表ペアがそろって勝ち星をつかんだ。櫻本/髙畑は、2回戦で世界女王の松本麻佑/永原和可那を破った張藝娜(ジャン・イェナ)/金慧麟(キム・ヘリン/韓国)との接戦を22-20、21-19で制してベスト4進出。志田/松山も、世界選手権銅メダルの李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ/中国)をファイナル勝負の末に破って準決勝に駒を進めた。
髙橋礼華/松友美佐紀は、韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)と81分にも及ぶ接戦を演じたが、最後は18-21で振りきられてベスト8に終わった。
混合ダブルスは金子祐樹/松友美佐紀が、世界ランク3位のデチャポル/サプシリー(タイ)に0−2で敗戦。渡辺勇大/東野有紗も、韓国の徐承宰(ソ・スンジェ)/蔡侑玎(チェ・ユジュン)に苦杯を喫してベスト4入りはならなかった。
準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
桃田賢斗②〔21−15、21−19〕0●リー・ジジャ(マレーシア)50分
カシャップ・パルパリ(インド)②〔24−22、21−8〕0●ヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)37分
王子維(台湾)②〔21−10、15−21、21−13〕1●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)63分
周天成(台湾)②〔21−18、21−9〕0●シサル・ヒレン・ラスタビト(インドネシア)39分
【女子シングルス】
ラチャノック・インタノン(タイ)②〔21−9、23−21〕0●髙橋沙也加38分
ミシェル・リー(カナダ)②〔21−23、21−16、21−19〕1●奥原希望72分
戴資穎(台湾)②〔24−22、22−20〕0●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)33分
何冰嬌(中国)②〔15−21、21−17、21−18〕1●陳雨菲(中国)68分
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士②〔21−13、21−17〕0●ボー/ピーターセン(デンマーク)39分
催率圭/徐承宰(韓国)②〔21−18、18−21、21−18〕1●ゴーSF/イズッディン(マレーシア)68分
李俊慧/劉雨辰(中国)②〔21−14、17−21、22−20〕1●劉成/黄凱祥(中国)59分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔22−20、21−17〕0●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)32分
【女子ダブルス】
櫻本絢子/髙畑祐紀子②〔22−20、21−19〕0●張藝娜/金慧麟(韓国)62分
志田千陽/松山奈未②〔21−19、16−21、21−13〕1●李茵暉/杜玥(中国)68分
李紹希/申昇瓚(韓国)②〔16−21、21−19、21−18〕1●髙橋礼華/松友美佐紀81分
金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−18、21−16〕0●陳清晨/賈一凡(中国)53分
【混合ダブルス】
デチャポル/サプシリー(タイ)②〔21−15、21−12〕0●金子祐樹/松友美佐紀31分
徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−14、21−16〕0●渡辺勇大/東野有紗41分
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−10、21−18〕0●ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)23分
リバルディ/メンタリ(インドネシア)②〔26−24、22−24、22−20〕1●何濟庭/杜玥(中国)74分
▼準決勝(9月28日)
【男子シングルス】
桃田賢斗 ― カシャップ・パルパリ(インド)
周天成(台湾) ― 王子維(台湾)
【女子シングルス】
戴資穎(台湾) ― ラチャノック・インタノン(タイ)
何冰嬌(中国) ― ミシェル・リー(カナダ)
【男子ダブルス】
園田啓悟/嘉村健士 ― 催率圭/徐承宰(韓国)
李俊慧/劉雨辰(中国) ― アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
【女子ダブルス】
志田千陽/松山奈未 ― 李紹希/申昇瓚(韓国)
櫻本絢子/髙畑祐紀子 ― 金昭英/孔熙容(韓国)
【混合ダブルス】
鄭思維/黄雅瓊(中国) ― 徐承宰/蔡侑玎(韓国)
デチャポル/サプシリー(タイ) ― リバルディ/メンタリ(インドネシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO