9月24日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれた中国OP(Super1000)の結果が反映され、上位陣及び日本勢に順位変動があった。ここでは、男女シングルスのランキングを紹介しよう。
【男子シングルス】
8月の世界選手権で2連覇を達成し、レベルの高い中国OPでは初優勝を遂げた桃田賢斗(写真)が、11万ポイント超えで1位をキープ。2位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)との差は2万5000ポイント以上と、独走状態だ。3位は足首のケガの影響で欠場が続いていた石宇奇(シー・ユーチー/中国)が入り、世界選手権準優勝のアンダース・アントンセン(デンマーク)が4位に位置している。5位は2016年リオ五輪王者の諶龍(チェン・ロン/中国)、6位にはジョナタン・クリスティ(インドネシア)が続く。
日本勢の2番手は、桃田と同い年の西本拳太(12位)。3番手の常山幹太は、中国OPベスト8のポイントを加え、2ランクアップの15位に浮上。西本との差を2485ポイントと詰めてきた。4番手につけるのは、高校卒3年目の渡邉航貴。先週より一つ順位を上げて39位と、30位台にランクインした。5番手以降は、坂井一将(47位)、奈良岡功大(77位)、五十嵐優(79位)、古賀穂(95位)と続く。
男子シングルスの順位はこちら
【女子シングルス】
中国OP準優勝を飾った戴資穎(写真/タイ・ツーイン/台湾)が、3ランクアップして久々の1位に返り咲いた。7月のジャパンOP(Super750)以降、腰の痛みなどの影響で苦戦が続く山口茜は、一つ順位を落として2位。世界選手権銀メダルの奥原希望が3位で続く。なお、山口と奥原の差は、わずか514ポイントだ。
日本勢3番手は髙橋沙也加。中国OPベスト4のポイントを加え、3ランクアップの13位に浮上した。シングルス勢は、男女とも15位以内に3人がランクイン。4番手以降は、大堀彩(26位)、川上紗恵奈(31位)、峰歩美(42位)が続いている。
女子シングルスの順位はこちら
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO