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【中国OP2019】常山が元世界王者を撃破!山口、奥原は無念の初戦敗退に…<初日結果>

9月17日に開幕したBWFワールドツアー・中国OP(常州/Super1000)。大会初日は各種目1回戦の半分が行なわれた。

女子シングルスでは、第1シードの山口茜がロシアのエフゲニア・コセツカヤにファイナル勝負の末に敗戦。前回出場した8月の世界選手権に続いて、格下相手に初戦敗退という厳しい結果に終わる。

また、世界選手権・銀メダルの奥原希望は、今年1月に右ヒザじん帯断裂の大ケガを経験したリオ五輪・金メダリストのキャロリーナ・マリーン(スペイン)と激突した。ライバルの復帰2戦目で負けられない勝負ではあったが、第1ゲームを16本で失った奥原は、第2ゲームも18-21で押し切られて悔しい黒星。一方のマリーンは、先週のベトナムOP(S100)で初戦敗退に終わっていたが、2戦目で早くもトップランカーを下す殊勲の勝利をつかむ。完全復活に向けて、マリーンが幸先よいスタートをきった。

世界選手権銀メダルの奥原希望がケガ明けのライバルに苦杯を喫した

男子シングルスは、常山幹太(写真右)が休養明けのビクター・アクセルセン(デンマーク)と対戦。第1ゲームを10-21で奪われた常山だったが、第2ゲームを14本で取り返すと、最終ゲームは11-15の劣勢から8連続ポイントで一気に逆転。そのまま振り切った常山が、元世界王者から白星を奪い、2回戦に駒を進めた。

第1シードで登場した桃田賢斗は、レジェンド・林丹(リン・ダン/中国)との勝負に挑む。地元での上位進出をねらう林丹に対して、桃田は第1ゲーム14本、続く第2ゲームも14本に抑えて2−0で快勝。2回戦へと勝ち上がった。

そのほか、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士がマレーシアペアに2−1で勝利したほか、女子シングルスの髙橋沙也加も、タイのニチャオン・ジンタポルにファイナル勝負で勝利を飾った。女子ダブルスの世界女王・松本麻佑/永原和可那も、中国の若手ペアと最終ゲームにもつれた試合を制し、辛くも初戦を勝ち上がっている。

3ペアが登場した混合ダブルスは、渡辺勇大/東野有紗、金子祐樹/松友美佐紀がそれぞれ白星発進。渡辺/東野は香港の強豪ペアとの接戦をモノにし、2回戦に進んでいる。

優勝候補の桃田賢斗が2−0で地元の英雄を撃破。2回戦ではトミー・スギアルト(インドネシア)と対戦する

【男子シングルス】

常山幹太②〔10−21、21−14、21−16〕1●ビクター・アクセルセン(デンマーク)62分

桃田賢斗②〔21−14、21−14〕0●林丹(中国)49分

ファイナル勝負の末に金星をつかんだ常山幹太。2回戦ではマレーシアのダレン・リュウと激突する

【女子シングルス】

山口茜●1〔22−20、17−21、22−24〕②エフゲニア・コセツカヤ(ロシア)46分

奥原希望●0〔16−21、18−21〕②キャロリーナ・マリーン(スペイン)46分

髙橋沙也加②〔12−21、21−17、21−19〕1●ニチャオン・ジンタポル(タイ)56分

【男子ダブルス】

保木卓朗/小林優吾●0〔17−21、15−21〕②ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)34分

園田啓悟/嘉村健士②〔15−21、21−13、21−16〕1●ゴーSF/イズッディン(マレーシア)60分

【女子ダブルス】

松本麻佑/永原和可那②〔21−15、22−24、21−17〕1●董文静/馮雪穎(中国)70分

【混合ダブルス】

保木卓朗/永原和可那●0〔12−21、12−21〕②鄭思維/黄雅瓊(中国)26分

金子祐樹/松友美佐紀②〔21−9、21−7〕0●S・マギー/C・マギー(アイルランド)26分

渡辺勇大/東野有紗②〔17−21、21−17、21−14〕1●鄧俊文/謝影雪(香港)63分

▼1回戦の対戦カード(9月18日)

【男子シングルス】

西本拳太 ― アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)

【女子シングルス】

大堀彩 ― 張雁宜(香港)

【男子ダブルス】

井上拓斗/金子祐樹 ― ラムスフス/ザイデル(ドイツ)

遠藤大由/渡辺勇大 ― A・チア/ソーWY(マレーシア)

【女子ダブルス】

福島由紀/廣田彩花 ― 櫻本絢子/髙畑祐紀子

髙橋礼華/松友美佐紀 ― 張雨/李汶妹(中国)

【混合ダブルス】

権藤公平/栗原文音 ― 王懿律/黄東萍(中国)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

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