8月31日に開幕した第62回全日本社会人選手権(福岡・福岡市総合体育館、福岡市民体育館)は、9月3日に各種目のベスト4が出揃った。
男子シングルスでは、第1シードの武下利一(トナミ運輸)のほか、昨年のインカレ王者で社会人1年目の古賀穂(NTT東日本)や、秋田マスターズ4強の小野寺裕介(日本ユニシス)、牧野桂大(日立情報通信エンジニアリング)が準決勝に駒を進めた。
女子シングルスは前回大会準優勝の下田菜都美(広島ガス)が、第1シードを下して勝ち上がってきた杉野文保(七十七銀行)を2−0で退けてベスト4に進出。準々決勝でチームメイトの林樂(ACT SAIKYO)をファイナルゲーム14本で下した齋藤栞や、仁平菜月(トナミ運輸)との接戦を制した山本紗椰(アメリカンベイプ岐阜)もベスト4入り。高卒1年目の水井ひらり(NTT東日本)も準々決勝を突破して上位進出を決めている。
混戦模様のダブルス。男子は日立情報通信エンジニアリングの竹内義憲/松居圭一郎と、高野将斗/玉手勝輝の2ペアが準決勝へ。女子ダブルスは、ヨネックスの與猶くるみ/宮浦玲奈が、日立化成の本田恵利奈/清水望との大接戦を制してベスト4入りを決めた。混合ダブルスは、日本B代表の浦井唯行/宮浦玲奈(丸杉/ヨネックス)が順当に準決勝へと進出している。
明日9月4日は、各種目の準決勝・決勝が行なわれる。準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
武下利一(富山)②〔11−21、23−21、21−12〕1●小本翔太(神奈川)
小野寺裕介(東京)②〔21−14、21−13〕0●古財和輝(京都)
古賀穂(東京)②〔21−13、21−7〕0●常山明良(京都)
牧野桂大(神奈川)②〔21−8、18−21、21−12〕1●松村健太(愛知)
▼準決勝
武下利一 ― 小野寺裕介
古賀穂 ― 牧野桂大
【女子シングルス】
下田菜都美(広島)②〔21−14、21−17〕0●杉野文保(宮城)
水井ひらり(東京)②〔21−10、16−21、21−11〕1●橋詰有紗(島根)
齋藤栞(山口)②〔13−21、21−18、21−14〕1●林樂(山口)
山本紗椰(岐阜)②〔17−21、21−15、21−15〕1●仁平菜月(富山)
▼準決勝
下田菜都美 ― 水井ひらり
齋藤栞 ― 山本紗椰
【男子ダブルス】
竹内義憲/松居圭一郎(神奈川)②〔21−9、21−17〕0●東野圭悟/渡部大(北海道)
星野翔平/西川裕次郎(東京)②〔21−18、21−17〕0●高階知也/竹内宏気(北海道)
市川和洋/馬屋原大樹(愛知)②〔21−17、21−14〕0●大嶋一彰/塚本好喜(神奈川)
高野将斗/玉手勝輝(神奈川)②〔21−10、21−9〕0●小林晃/宮嶋航太郎(愛知)
▼準決勝
竹内/松居 ― 星野/西川
市川/馬屋原 ― 高野/玉手
【女子ダブルス】
與猶くるみ/宮浦玲奈(東京)②〔24−22、13−21、22−20〕1●本田恵利奈/清水望(茨城)
荒木茜羽/今井莉子(岐阜)②〔24−22、21−16〕0●加藤美幸/柏原みき(山口)
渡邉あかね/尾﨑沙織(東京)②〔24−22、20−22、21−17〕1●中西貴映/岩永鈴(東京)
川島美南/齋藤夏(山口)②〔21−14、21−13〕0●福万尚子/横山恵里香(島根)
▼準決勝
與猶/宮浦 ― 荒木/今井
渡邉/尾﨑 ― 川島/齋藤
【混合ダブルス】
浦井唯行/宮浦玲奈(岐阜/東京)②〔20−22、21−17、21−9〕1●大越泉/與猶くるみ(北海道/東京)
高階知也/荒木茜羽(北海道/岐阜)②〔21−10、14−21、23−21〕1●山田和司/小野菜保(熊本)
三浦昂/大迫晴加(岐阜)②〔11−21、21−17、21−18〕1●西谷春樹/横山めぐみ(京都/島根)
西川裕次郎/尾﨑沙織(東京)②〔21−11、21−6〕0●荒井大輝/石橋麻美子(石川/茨城)
▼準決勝
浦井/宮浦 ― 高階/荒木
三浦/大迫 ― 西川/尾﨑
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/太田裕史