皆さん、こんにちは!
高校最後の夏休みが終わり、学校が始まりました。勉強、練習の毎日ですが、高校生活もあと半年くらい。悔いのないように過ごしていきたいです。
インターハイも今年が最後。3回目の挑戦で金メダルが取れて、すごくうれしかったです。団体は銀、ダブルスは銅でしたけど、3色のメダルをそろえられたのは満足しています。もちろん、どれも勝ちたかったけれど、みんな頑張ったので悔いはありません。青森に帰ってから、たくさんの人に「おめでとう」といっていただきました。応援が力になっていたので、周りの人たちに本当に感謝しています。
でも、インターハイ優勝はもう過去のこと。いまは世界の大会で勝つことだけを考えています。インターハイから1週間後の秋田マスターズ(8月13日~18日)は、そう気持ちを切り替えて挑みましたが2回戦負け。悔しいですが、インターハイで痛めた足が完治していないまま出場したので、この結果は仕方がないと受け止めています。ただ、2回戦で戦った坂井一将選手(金沢学院クラブ)には前に競ったことがあったぶん、力を出せなかったのは残念です。次は万全のコンディションで戦えるように頑張ります。
23日には、国体の東北予選がありました。出場枠の4枠をかけて、チーム青森は宮城と対戦。インターハイの決勝で負けた聖ウルスラ学院英智のメンバーが相手でしたが、2-0で勝つことができました! ダブルスでは、武藤(映樹)とのペアでエースペアに勝利。楽しんでプレーできたのでよかったです。
このあとは、ベトナムOP(9月10日~15日/Super100)に参加します。ベトナムの初戦は、ベテランのソニー・ドイ・クンコロ選手。自分の力を出しきれば、勝つ可能性はなくはないと思うので、精いっぱい戦ってきたいです。応援よろしくお願いします!
奈良岡功大選手に聞く!
☆なんでもQ&A☆
Q.奈良岡選手は、試合のインターバルでどんなことを意識していますか?(中学3年・男子)
A.インターバルは、自分のプレーや考えを整理する時間。1ゲーム目で負けたときは、1ゲーム目で気づいた相手が嫌がるところを2ゲーム目でねらおうと考えます。逆に、先に取ったときは、自分のやっていることが正解なので、2ゲーム目もそのままやり続けようと思います。ただし、相手はどこかで作戦やプレーを変えてくるはず。そこで動揺しないように意識しています。
たとえ1ゲーム目で負けても、焦ることはまったくないですね。試合に負けたら落ち込みますけど、次の2、3ゲームを勝てばいいだけ。ファイナルゲームに入るときは、「あと1ゲームだからギアを上げていこう」と考えて、ガンガンいきます。でもここで、「試合が長くなる」「嫌だな」と思ったら負け。体力もきつくなる最後の場面は、気持ちが大事だと思います。
(インターハイ決勝のインターバルで目を閉じていたのは)集中しようとしていました。自分が「ダメだな」と感じたときに、よくやるんです。自分なりの集中するための方法です。
編集部TOPICS
“奈良岡式フットワーク”が凝縮されたDVDブックが発売中!
◎A5判並製、112ページ、オールカラー。価格1,800円+税。ベースボール・マガジン社刊
*お求めは全国の書店または小社受注センターまでお申し込みください。
小社受注センターはこちらから
☎0120-911-410
(月~金10:00~12:00/13:00~16:00〈祝祭日を除く〉)
★奈良岡功大選手への質問募集!★
送り先…◎Eメール:bad@bbm-japan.com ◎FAX:03-5643-3841◎郵便:〒103-8482(株)ベースボール・マガジン社 バドミントン・マガジン編集部&バド×スピ!編集部「一本集中 Q&A」係まで。さまざまな質問、お待ちしています!
Profile
ならおか・こうだい◎2001年6月30日生まれ、青森県出身。浪岡南小-浪岡中-浪岡高。小学時代は全国小学生大会単3連覇、全国ABC大会単5連覇を達成。中学時代は全国中学校大会単3連覇という前人未踏の記録を打ち立てた。同年9月には、高校2年までが出場する全日本ジュニアで最年少V(16年・17年連覇)。高校に入学後はインターハイのシングルスで2年連続準優勝に輝き、19年3月の高校選抜では連覇と3冠を果たした。そのほかにも、全日本総合本戦出場や17年日本ランキングサーキット単3位、18年大阪国際準優勝など国内外のシニアの舞台でも活躍。18年にはユース五輪で銅メダル、世界ジュニアで銀メダルを獲得した日本のホープ。174㎝66㎏。血液型B。
構成/バドミントン・マガジン編集部