8月25日に開催された第25回世界選手権(スイス・バーゼル)最終日は、各種目の決勝戦が行なわれた。世界の頂点をめざす日本代表選手らが、世界一をかけて熱戦を展開。ここでは、戦いを終えた選手たちの試合後のコメントを紹介しよう。
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MS:桃田賢斗
決勝戦:アンダース・アントンセン(デンマーク)に21−9、21−3の2−0で勝利!2連覇を達成
まず、素直にすごくうれしい気持ちが一番です。合宿からキツかったですが、“絶対に勝つんだ”という気持ちを忘れずに、耐えることができました。“挑戦”をテーマに大会に入って、点数は抑えられましたが、試合前はすごい力も入って緊張もしました。昨日はあまり眠れませんでしたが、しっかり調整して2連覇を成し遂げられて自信になりました。
(レジェンドに近づけた?)近づけたとはまったく思っていません。自分が見ていたイメージは、もっと強かったですし、お客さんももっと沸いていて、誰もが見入ってしまう試合でした。ああいう選手になりたい気持ちは強くなっていて、まだまだだと感じていますが、いずれは、あの場所までいけるように頑張りたいです。
昨年はディフェンス主体のプレーで優勝できましたが、それから対策されていると感じました。守ってばかりでは勝てないとわかり、そこからアグレッシブに攻めていくことをテーマにしてきました。今大会では、より速く、より前に、というプレーができたぶん、ディフェンスでもプレッシャーを与えることができ、それが優勝できた要因になったと思います。ただ、このプレーのままだと、また勝てなくなってくると思うので、すべてをレベルアップしていきたいです。
大会全体を通して調子はよかったと思うので、点数も抑えられました。決勝の相手は、完全に連戦の疲労が見えていました。一発勝負であれば、彼との差はあまりないと思いますが、1週間を通しての差が点数に表れたかなと思います。
取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO
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MS=男子シングルス、WS=女子シングルス、MD=男子ダブルス、WD=女子ダブルス、XD=混合ダブルス