8月23日に開催された第25回世界選手権(スイス・バーゼル)5日目は、各種目の準々決勝が行なわれ、世界の頂点をめざす日本代表選手らが、まずはメダルをかけて激闘を演じた。ここでは、戦いを終えた選手たちの試合後のコメントを紹介しよう。
◆放送予定
WD:福島由紀(右)/廣田彩花
準々決勝:李紹希/申昇瓚(韓国)に21−11、11−21、21−18の2−1で勝利
福島 1ゲーム目は、自分たちの形が作れていましたが、2ゲーム目は相手がスピードを上げてきて、高い球を打つと必ず強打してくる形になり、それを受けて点差が開いて取られてしまいました。ファイナルゲームは、出だしが悪かったですが、レシーブから攻めることができたので、2ゲーム目の反省を生かせたと思います。
(3大会連続のメダル獲得が決まったが?)あまり意識していませんし、目標は優勝。ただ、準決勝も、どちらが勝ってきても強いので、まずは明日の一戦を目標に頑張りたいです。
廣田 ジャパンOPやタイOPでは、押しきられて負けてしまったので、そういう負け方はしたくないと思ってやってきましたし、気持ちでいくしかないと思って、吹っ切れてできたと思います。
XD:渡辺勇大(右)/東野有紗
準々決勝:チャンPS/ゴーLY(マレーシア)に18−21、21−12、21−11の2−1で勝利
渡辺 ジャパンOPではスローゲームで先手を取られたので、入りはスマッシュを増やしていこうと思っていました。ただ、結果的には相手の守備がうまくて、ハードな球出しが多くなったところを相手の男子選手にカウンターを決められてしまいました。そこで話し合って、ソフトな球出しにして攻撃の形をつくって攻めるようにしたのがよかったと思います。メダルやベスト4に入れたことはうれしいですけど、まだ終わりではありません。優勝を目標に一戦一戦という気持ちでやっていきたいです。
東野 自分たちも焦っているときがわかるので、“どうすれば逆転できるか”ということをできたのは成長できた部分だと思います。今日は互いに前衛が最初から引いていた感じでしたけど、途中から相手が前にこなくなったので、勇大君が「前だけでいい」といってくれたので、上から打っていくことができました。
レポート・コメント・フォトギャラリーはこちら
取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO
2018年大会の記事はこちら
MS=男子シングルス、WS=女子シングルス、MD=男子ダブルス、WD=女子ダブルス、XD=混合ダブルス