8月22日に開催された第25回世界選手権(スイス・バーゼル)4日目、各種目の3回戦が行なわれ、世界の頂点をめざす日本代表選手らが登場した。ここでは、戦いを終えた選手たちの試合後のコメントを紹介しよう。
◆放送予定
WD:米元小春/田中志穂(右)
3回戦:ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)に2−0で勝利
米元 私は、1ゲーム目で急ぎ過ぎて球に感覚を合わせることができていなかったのですが、田中がすごく我慢のラリーをしてくれて、自分もコートを広く利用することができました。明日は1ゲーム目から相手を見て(攻撃に急ぎ過ぎずに)配球したいです。
(明日は松本/永原と対戦もある?)2人とも強打があるペア。(同じチームで)いつもやり慣れている分、自分たちの配球はまったく通用しないと思って、心と体の準備をすることが大事。相手の強打と(そうでない球との)打ち分けをうまく利用してラリーをできたらと思います。メダルのことは意識していません。
田中 2ゲーム目の後半から、やっと自分たちらしいプレーが出せました。レシーブの感覚も後半は合ってきたので、明日はいい形で入れるかなと思います。相手はラリーをしてくるペアとわかっていたので、そこで我慢ができたことと、2人の連続攻撃がやっとつながり始めたかなと思います。
(後輩ペアとの試合が、メダルがかかった試合で五輪レースのライバルとの一戦という意味合いを持つが?)いわれたら、あっ、そうだなと思いますが、いまは全然意識をしていません。相手は、世界ランク1位で、全英OPでも負けているので。どれだけ落ち着いて配球できるかが勝負になると思います。
WD:髙橋礼華/松友美佐紀(手前)
3回戦:チョウ・メイクァン/リー・メンイァン(マレーシア)に2−0で勝利
髙橋 相手のレベルが上がった中で、昨日よりはよくなかったですが、それでもいいプレーをたくさん出せていたかなと思います。ひとまず、ベスト16の壁を越えられたのでよかったです。インドネシアOPで体調不良になった日に、同じくらいの点数(21-13、21-12)で勝っていて、そのときに朴(柱奉ヘッドコーチ)さんに「すごく、レシーブがよかった」といわれました。相手は一発の重いスマッシュを持っていて、同じ場所から打ち続けると強い。(相手コートの)奥までやることと、相手の足を動かす球出しでレシーブができていれば大丈夫だと思って臨みました。100パーセント思い通りにできたわけではありませんが、半分くらいは、できたかなと思います。
松友 世界選手権は一度(2017年に)3位に入りましたが、全然勝てていません。7回目の出場ですが、いままでの経験があったからこそ、というところもあると思います。1試合1試合、いいゲームができたらと思っているので、明日も頑張りたいと思います。
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取材・構成/平野貴也
写真/菅原淳
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MS=男子シングルス、WS=女子シングルス、MD=男子ダブルス、WD=女子ダブルス、XD=混合ダブルス